第6話 95%クローン病だねー

第6話 95%クローン病だわー

人生初の大腸カメラ。。。

と言っても30cmほどしか入れれない

のだが、それでも経験したことのない

検査は不安が付きまとう。

『カメラ入れるってどんな感じなんだ?』

『痛くないんだろうか?』

『トイレ行きたくなったらどうなるんだ?』

そんなことを思いながら待合室にいた。

しばらくすると、

「ヒロ田さん、どうぞー」

待合室にいたボクに声がかかった。

診察室に入るとカメラらしいものが

セットされていた。

20~30cmくらいしか見ないから

カメラを診察室へ運んできたらしい。

医師「じゃあ、ちょっと見てみるね」

カメラを20~30cmと言ってたけど、

ボクにとってはずいぶん入っているように

感じ、時間も30秒くらいのものだろうけど

とても長く感じた。

医師「ヒロ田さん、おそらく95%

クローン病だなー」

ボク「クローン病って…」

医師「あー、羊とかのクローンと違うよ」

※注:写真はイメージ

この時期、クローン羊というのが世間を

賑わせていた。

医師「クローン病って病名で難病なんだ

けど、ヒロ田さん若いし大丈夫だ」

『難病だけど若いしってどういうことだ?

治る可能性があるってことか?

ただ単に勇気づけてるだけか…?

でも95%ってことは、もしかしたら

5%の確率で違うかもしれないな…』

ほんの数秒間でそんなことが頭の中を

駆け巡る。

医師「それでね、ここの病院では

クローン病の治療ができない

からさー、病院紹介するけど

どこがいい?」

どこがいいと言われても正直わからない。

ボク「どこの病院て言われても、どこが

いいのか…?」

医師「消化器内科あるとこならどの病院

でも紹介できるよ。

自宅から近いほうがいいとかさ、

そういうのがあれば…」

そう言って医師は何箇所かの病院を

列挙してきた。

ボクは、肛門科の近くにある病院で

良いと伝えた。

医師「ここの病院(肛門科の近くにある

病院)は、肛門科が無いけど、

痔ろうが悪化したらウチの病院に

来て治療するかい?」

ボク「はい、そうします」

医師「そしたら紹介状書くので、検査

して診断してもらって。」

なんだか信じられない自分がいた。

病気になった自分。。。

しかも難病って。。。

『それでも残りの5%、クローン病じゃ

ない可能性もある。』

ボクは、、、

というより人間は皆そうなのかも

しれないが、その5%違うという

ことにかけてみたい気持ちが強く

なった。

自分の落ち込みを防ぐために、そういう

思考が自動的にできるよう、人間の

頭の中がそう動くのかもしれない。。。

ボクはその5%に希望を持った。

紹介状をもらったボクだったが、

すぐに行動を移すことができなかった。

倦怠感、微熱、下痢、下血、立ち眩み。。。

相変わらずそういった症状は続いていたが、

辛い…という感じもなく、動くことに

支障が無かった。

おそらく紹介状をもらって2週間くらい

病院に行かなかった。

しかし、、、

身体がいよいよ怠くなり、なぜだか喉も

渇くようになってきた。

このまま放置しているのもきつい。

ボクは意を決して紹介状を手に病院へ。

今でも覚えているが、水曜日の午後から

行ったと記憶している。

受付で紹介状を渡す。

受付「今日、〇〇先生(紹介された医師)

の午後の診察は、やっていなくて

別の先生になりますが良いですか?」

ボクは、身体が怠くてその先生の診察日に

合わせて出てくる気力もなかった。

ボク「はい、どの先生でもいいです」

受付「では、こちらの受付表を持って

待合室でお待ちください」

余談になるが、ボクがどの先生でも良いと

言って、その時に担当した医師がボクの

主治医になったのだが、あの時、どの先生

でも良いと言ったのは大正解だったと、

後で、そして今も思っている。

さて、そんなことで受付を済ませたボクは、

待合室で待っていたのだが、これが長い。

ほとんどが予約で来ているために、

予約なしのボクはずいぶん待たされた。

しばらくすると、看護師さんが体温計を

持ってボクのところにやってきた。

看護師「ヒロ田さん、熱を測って少し

待っててくださいね」

熱は37度5分。

『あー、やっぱり熱あるか。。。

ダルいもんなー。。。』

怠くて喉が渇く。

この頃、あまり好んで水というものを

飲んでいなかったボクも、のどが渇いて

しかもジュースというより水が飲みたい。

自動販売機で水を買い、水を飲みながら

呼ばれるのを待っていた。

しばらくすると、ボクの名前が呼ばれた。

医師が紹介状に目を通している。

医師「そうかー、クローン病の可能性が

あるんだね。

どっちにしても大腸検査してみないと

診断できないから、別の日に検査して

もらわなければいけない。

いつがいいです?」

ボク「それ、どれくらいまでに検査を

すればいいですか?」

ボクは、病院というのも慣れていないし、

検査というのはもっと慣れてない。

しかも胃カメラや大腸カメラなんてのは

辛そうだ。

勝手に辛いものと決めていたから、

極力そういった検査を避けたかった。

そのためにそんな言葉が出た。

医師「いや、ホントは早ければ早いほど

いいんだけどねー」

ボク「1週間後でもいいですか?」

ボクは咄嗟に1週間と答えた。

早いほうが…と言われても、今日の明日、

もしくはここ数日中というのが嫌だった。

なぜか1週間後という言葉が出た。

医師「1週間後ねー。

それじゃあ1週間後に検査予約して

おくから検査受けにきてー。」

こうしてボクは95%クローン病と

言われ、その判断してもらう検査を

1週間後に行うことになった。。。

ーつづくー

ヒロ田

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