第22話 初めてのレミケード

第22話 初めてのレミケード

レミケードの治療を提案されたボクは、

副作用のことはちょっと気になったが、

入院して行うとのことだったので、

安心して治療を受けることができると

考えた。

『良くなる可能性があるのであれば

やってみたい!』

クローン病に完治という言葉は無い。と

言われているが、【完治する!】と少しは

思っていたいのが本音だ。

だから【良くなるかも…】というものは

チャレンジしたくなる。

ボクは、久々に入院してレミケード治療を

受けることにした。

久々に入院してびっくりしたのは、

以前4人部屋だったのが、全室個室へと

変わっていた。

しかも個室なのに個室料金は取られない。

たまに1人でいると暇で嫌だという人も

いるが、ボクにとっては1人部屋は最高に

嬉しい。

予め伝えておけば電気料金は取られるけど

パソコンの持ち込みもOK。

シャワーもトイレもついていて快適だ。

病衣に着替えたころ看護師さんが

病室に来た。

「ヒロ田さん、身長と体重測ったら

心電図をお願いします」

レミケードだけだと思っていたら

身長、体重、心電図は入院したときに

必ずチェックしなければいけないらしい。

午前中は、そういったことで時間が過ぎた。

計画では13時頃からレミケードをする

予定とのことだった。

体調悪くなっての入院ではなかったので、

元気いっぱいだ。

嫌な検査もないしね。

レミケードの副作用は正直あまり

気にしていなかった。

『ボクは副作用みたいなのは今までも

出てないし大丈夫だろう』と思って

いたから、入院しながらもパソコンで

仕事をやっていく気まんまんだ。

そうこうしているうちに13時。

看護師さんがきて熱を測ったり

心拍数や血圧などを測り、針を刺して

レミケードスタート。

まずは遅いスピードで滴下し、

30分後に看護師さんが見に来る。

万が一、体調がおかしくなったら

ナースコールをしてくださいとの

ことだった。

30分経過。

特におかしいことは起きていない。

看護師さんも様子を見に来た。

問題ないとのことで滴下速度を早めにする。

「2時間半後には終わるので、その頃また

きますが、もしその前に何かあれば呼んで

くださいね」

そう言い残し看護師さんは去っていった。

スタートして2時間くらい経った頃。

『あれ、、、なんか効いてるのか?』

そう思うくらいレミケードが効いている

と感じてきた。

なぜそう思ったかというと、ボクは

痔ろうで膿が出てきたり、膿が溜まり

やすかったりするタイプだ。

ところがレミケードをスタートして

2時間後くらいに、痔ろうのところが

熱くなる感じというのか、ジンジンと

してきて、痔ろうで穴の開いている

ところが埋まっていくように感じた。

3時間の点滴が終わり、看護師さんが

針を抜きに来る。

レミケードが終わると明日の退院まで

何もすることはない。

絶食しているボクは、夜に食事が出て

くるということもない。

ボクは、1回目の入院時には行ったことが

なかった喫煙所に行き、タバコを吸う

ことにした。

(今は病院内に喫煙所は無いけれど、

ボクが入院した最初のころは喫煙所と

いうものがあった)

喫煙所に行きタバコを吸う。

レミケードが終わってから

膿が出にくくなったように感じる。

『これって効いてるんじゃないか?』

そう何度も思った。

このまま良くなっていけばいいのに…

もし良くなったら食べれるように

なるんじゃないか?

そんなことを勝手に考える。

なんだかんだ言っても、やはり食べれる

ようになりたい。

そのためにエレンタールを毎日真面目に

やってきたんだから…。

病院の喫煙所でそんなことを考えながら

タバコを2本吸って病室へと戻った。

入院中も栄養はエレンタール。

ボクはエレンタールの準備をして

消灯の時間までパソコンで仕事したり

本を読んだり、テレビを見たり、

たまに喫煙所に行ったり…。

そんなことをしていると消灯時間。

身体が疲れていたからか、すぐに

寝ることができた。

翌朝、医師の回診。

医師「体調はどうだい?」

ボク「レミケードをやってから、膿の出が

劇的に減ってきたような気がします」

医師「それじゃ今後も定期的にやっていこう!」

そんな話をして退院。

ボクはこのレミケード治療というもので

かなり体調が良くなるのではないか?

そんな期待をしたのである。

ーつづくー

ヒロ田

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