肛門付近ではなく睾丸付近にも膿が溜まってきた

肛門付近ではなく睾丸付近にも膿が溜まってきた

ボクの体調不良は、決まって痔ろうの悪化だ。

膿が溜まり、切開されていない場所に膿が

溜まってくると、とっても痛む。

膿の溜まっているところが勝手に破れて

排膿されると楽になるのだが、破れなければ

痛みが増し、我慢も限界になってくる。

そうなったら局所麻酔で切開してもらうしか

ない。

ボクは、局所麻酔での切開が5回。

下半身麻酔をして、ドレーン手術という

ゴムを通して排膿しやすくするための手術を

3回行った。

そのドレーン手術をすると、排膿された状態

が続くのでとても楽になる。

局所麻酔で切開すると、その場しのぎにはい

いのだが、皮膚を修復しようとするからか、

穴が閉じようとして排膿される量が少なく

なり、何となく残っている感、溜まっている

感が出てくるようになる。

そのため定期的にドレーン手術をすることで

穴が閉じることなく排膿されて楽になる。

ただ、ドレーン手術をして楽になると、体調

が良くなったと勘違いするので食事を再開。

膿が溜まってきて痛ければ、絶食に切り替え

て楽になるようにするのだけれど、ドレーン

手術をして楽になると、そんなことは忘れて

しまう。

そうやって調子にのり、食べていると、また

新たな場所に膿が溜まりだす。

そうなるとまたエレンタールにして様子を

みる。

そんなことを繰り返してきた。

また、そうやって繰り返して過ごしていけ

るのだと心のどこかで思っていたのである。

しかし、そうやって毎日を過ごしていける

ほど甘くはなかった…。

痔と言えば肛門の病気だ。

だから肛門付近で膿が溜まる。

ボクの痔ろうもそう思っていた。

ところがビックリすることに、肛門では

なく、睾丸付近で膿が溜まりだしたのだ。

確かに肛門に近い睾丸付近ではあるのだ

が…。

睾丸付近で膿が溜まると肛門付近と違い、

クシャミや肛門に力が入ることで痛くなっ

たりはしない。

その代わり、ジーンズのようにピタっと

したものを身に着けていると、圧迫され

て違和感があり、歩き方がおかしくなる。

足を蟹股のように広げて歩かなければいけ

ない感じだ。

それでもしばらく様子をみていたのだけれど、

ある日ボクは病院に行くことにした。

痛みはなく、膿が溜まってるという違和感と

歩き方がおかしいくらいなもので、我慢する

ことはできたのだけれど、膿の溜まってる

場所が場所だけに、ボクはとても気になって

きたのだ。

そのため、医師にもこの場所にできるのは

問題ないのか聞いておきたかった。

一番気になったのは、尿道とつながって

しまわないか?ということだ。

万が一、尿道とつながってしまい、尿道から

膿が出てくるのは、ちょっと想像すると気持

ち悪いものだ。

ボクは肛門科に行き、溜まってる膿の場所を

切開してもらい、こんな場所にも膿は溜まる

のか聞いてみたが、医師もこんなところに膿

が溜まるのは初めてだったようで、尿道に

つながるか、つながらないのかはわからない

と言っていた。

ボクは、睾丸付近に痔ろうができたことで、

気になることが増えてしまった。

しかしだ。

人間、都合良く考えれるもので、そんな状態

も良くなってくると、嫌なことは忘れてしま

う。

基本、クローン病は絶食をしているほうが

良いのだろう。

だが人間の欲求の一つに【食】がある。

しかもその欲求の優先順位は高い。

これが絶たれるとなれば辛いものだ。

だから体調が良くなると食べてしまう。

食べると、だんだん膿が増えて溜まりやすく

なっていく。

まだ、切開やドレーン手術で開放している

箇所から排膿されているうちはいい。

膿が溜まらないから、溜まった違和感もない

し、痛みも出てこないからだ。

だからこそ再び食べてしまうようになるんだ

けれど…。

しかし、そんな良いことはずっとは続かない。

違う場所にも膿が溜まるようになる。

状況はこんな感じだ。

新たな場所に少し膿が溜まってきた感じが

出てくる。

でも、だいたいは放置していると、切開した

場所とつながり何れ排膿されるようになる。

ボクは、何箇所も切開しているため、どこか

新たに溜まってもどこかの穴とつながって、

膿が排出されるようになっていた。

そんな状態だから膿で下着がどんどん汚れて

くるため下着が汚れないように、そしてマメ

に取り換えれるよう大人用おむつに使用する

快適パッドなるものを下着につけて、膿が

溜まって汚れてきたらその快適パッドを取り

換える。ということをやってきた。

これも数年続けているので、習慣になって

しまった。

そんなある日…。

『あれ?また違う場所で膿が溜まってるぞ…』

また新たな場所に膿が溜まってきた。

今回は睾丸の上のほうに膿がたまってきた。

前回は、睾丸の下のほう(肛門に近い場所)

に溜まっていて、そこを切開したのだけれど、

今回は、睾丸の上のほう(肛門から離れた

場所)に溜まってきたのだ。

覗き込めば、溜まり具合がわかるくらいの

場所に溜まっているようだ。

場所が場所だけに、膿が溜まって違和感は

あるものの痛みはないから我慢はできる。

ボクは、いつものように切開した場所と

くっつき、勝手に排膿されることを願って

しばらく放置していた。

しかし、徐々に膿の溜まっている場所が膨れ

上がってきた。

膨れ上がってくると、やはり痛みも出てくる。

少し不快な感じになってきた。

歩き方もおかしくなってきてるが、それでも

まだ我慢できる。

ボクは我慢できる限界のところまで放置した。

シャワーを浴びたある日、どんな状況に

なっているか気になっていたので確認して

みることにした。

膨れ具合は覗き込めば見える。

けれど、膨れ具合はわかっても、その膨れ

上がった場所の状況がよくわからない。

そこで手鏡を使用しチェックしてみることに

した。

手鏡を膿が溜まって膨れ上がった睾丸付近、

いや睾丸のところと言ってもいい場所だ。

そこを見てみる。

すると数ヶ所、今にでも膿が排出したいと

言わんばかりに赤くなっているではないか。

『あー、これが破れて排膿されたら楽になる

な…』

素人のボクが見ても、それがわかるくらい

赤く膨れ上がっていたのである。

ーつづくー

ヒロ田

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