皮下埋め込みポート留置術の提案

皮下埋め込みポート留置術の提案

ボクは、大腸バイパス手術をする二週間くら

い前に、皮下埋め込み型ポートを留置するた

めの手術を行った。

絶食してエレンタールの摂取もできなくなっ

たことから、点滴で高カロリーの栄養摂取が

必要になったのだ。

一般的な点滴は腕の血管に針を刺して点滴を

行うが、それだと高カロリーの栄養を摂取す

ることができないため、中心静脈栄養(IVH

と呼ぶようだ)と言って、心臓近くの太い

血管にカテーテルを挿入し栄養を摂取する

方法で行う。

そのため首や鎖骨下などの太い血管にカテー

テルを入れ、そこから高カロリーの点滴を

滴下する。

ただ、それだと病院に入院しているうちは

いいのだが、自宅での摂取はできないため、

ずっと入院していなければいけなくなる。

そこで、カテーテルではなく、ポートと

呼ばれるシリコーンゴムでできたものを

鎖骨下あたりの皮下に埋め込むことで、

退院してからも自宅で高カロリーの点滴を

することができるようになる。

そのポートを埋め込むことになったのだが、

ここでポートを埋め込むに至った経緯を簡単

に書いてみたい。

まず、体調不良になり大腸の手術をすると

いう前提で入院した。

ボクの主治医は、自分が勤務している病院で

大腸の手術をするのではなく、慣れた医師

(大腸の手術に慣れてる医師)を紹介する

ので、その病院で手術したほうが良いと強く

勧めてきたので、転院して手術することに

した。

ただ、その前に痔ろうも悪化しており、その

手術もやっておいた方が良いということで、

先に肛門科に転院して痔ろうの手術をした。

(主治医のいる病院に肛門科はないので、

いつも行ってる肛門科の病院で手術)

その後、大腸の手術をする病院に転院するま

で一週間くらい期間があった。

そこで、IVHではなく(入院期間はIVHにして

いた)ポートを入れておこうということに

なった。

ポートを入れておくことで、転院先の病院で

も使うことができるし、何より体調が悪くな

って来た時に、絶食してエレンタールではな

く点滴で過ごすことができるから、この機会

に入れておいたほうが後々やるよりも良いと

のことだった。

これがポートを埋め込むことになった経緯だ。

IVHというのもこの入院期間で初めてやった

のだが、消化器内科の医師がレントゲン室で

透視しながら留置し、時間もそんなにかから

なかったことから簡単にできるのだろうと

軽い気持ちでいた。

しかし、話を良く聞くと手術室で外科の医師

が行うというではないか…。

『えっ?そんな大事なの?』

そう心の中で思ったのだが、我慢できず、

つい口から出てしまった。

「えっ?手術室でやらなきゃいけないこと

なんですか?」

主治医「うん、外科の先生は慣れてるから

外科の先生にお願いしたほうがいいわー。

それにポートは感染症にならない限りずっと

入れっぱなしで問題ないものだから、慣れた

先生にやってもらったほうが安心だしね」

ヒロ田「感染症って素人のボクでもわかる

もんなんですか?」

主治医「うん、わかると思うよ。熱が出てき

たり皮膚が赤くなったり痒くなったりして

くると思うから」

ヒロ田「じゃあそれまでつけといて大丈夫

なんですね」

主治医「うん、5年くらいと言われてるけど

何もなければずっとつけといて問題ないもの

だから大丈夫だよー」

ヒロ田「じゃあそのポート入れて点滴生活

してたら手術しなくて良いとかにはなりま

せんかね?」

主治医「いや、もう悪くなったとこの大腸は

手術しないとダメだわー。腸閉塞なっても

おかしくないくらいまで狭窄進んでるしさ。

それにこのまま点滴でずっと生活ってなると

腸にも良くないしね」

ヒロ田「そうですかー。そこまでなってる

ならしょうがないですね。でも一時的に点滴

だけで生活してると体調良くなってきたり

するんですね」

主治医「うんそうだね。エレンタールも腸は

通るからねー。ホントに調子悪い時は点滴

だけにして腸を休ますっていうのはいいと

思うよ」

ヒロ田「わかりました。じゃあまずそのポー

ト入れる手術ですね」

主治医「うん、外科の先生に言っておくので

早ければ明日か明後日にはできると思うよ」

こうして皮下埋め込み型のポートを留置する

提案をされ、ボクはそれを受け入れた。

ポートを留置することで、いつでも高カロリ

ーの点滴が自宅でもできるようになるわけだ

が、主治医が病室からいなくなった後、1人

で点滴をしている自分のイメージしてみると、

気になることが出てきた。

『ポートで点滴をするということは、そのポ

ートに自分で針を刺さなければいけないとい

うことだよな?』

『ポートの上には皮膚があるけど痛くないの

か?』

『仕事中はできないから点滴するとなれば寝

る前にやることになるけど、寝てる時におか

しなことになって気づかなかったらどうなる

…?』

やったことのないことをやるというのは

どうしても不安はついてくるのものだが、

できれば不安を無くして手術を受けたい。

そんな時は聞くのが一番だ。

ボクは看護師さんが巡回してくるときに

不安に思っていることを聞くことにしたので

ある。

ーつづくー

ヒロ田

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