第63話 初めてのGキャップそして整骨院へ行く

第63話 初めてのGキャップそして整骨院へ行く

Gキャップ(顆粒球除去療法)当日、ボクは

指示のあった通り30分前にユーパッチテープ

(麻酔作用のあるテープ)を両肘の太い血管

の箇所に貼り、人工透析室に向かった。

少し予定の時間より早めに着いてしまったた

め、Gキャップの準備ができていなく、しば

らく待合室で待つことになった。

副作用は無いと言ってもいいくらいだと主治

医から聞いていたので、その辺の心配なかっ

たのだが、針を刺すのに麻酔テープを貼らな

ければいけないくらい針刺しは痛いのか?

ということをずっと気にしていた。

待合室には週刊誌や単行本の漫画があり、針

刺しのことを忘れようと、漫画を読みながら

待つことにした。

「ヒロ田さん、お待たせしました。準備でき

ましたのでどうぞ」

漫画を読み始めたらお声がかかった。

『もう少し遅くても良かったのだが…』

透析室に入るとベッドの横に機械があり、

顆粒球を除去すると思われるフィルターも

セットされていた。

今回担当してくれるのは男性の方だ。

男性「じゃあ針を刺していきますね」

そう言いながら貼っていたユーパッチテープ

を剥がしていく。

ボクは痛いのを覚悟した。

『あれ?痛くないぞ…』

ヒロ田「あっ、終わったんですか?」

男性「はい、針刺しはこれで終わりました」

ヒロ田「あれ、ゼンゼン痛くなかったんです

けどユーパッチテープ貼ってたからですかね

ー?」

男性「う~ん、そうかもしれませんね。麻酔

テープなので効いていたのかもしれません」

ヒロ田「相当痛いと覚悟してましたよー」

ユーパッチテープのおかげだったのか、

針刺しは痛みがなく終わった。

『ところでこの男性は看護師さんなのか?』

ヒロ田「看護師さんなんですか?」

男性「あっ、ボクですか?いえ臨床工学技士

です」

ヒロ田「えっ?看護師さんじゃなくても針刺

しってできるんですね?」

男性「はい、針刺しをすることはできます。

ただ、点滴とか薬剤の入ったものの針刺し

は看護師さんじゃないとできないんですけ

どね」

ヒロ田「へぇ~、そうなんですかー。いろい

ろあるんですねー」

こうしてGキャップはスタートした。

ボクの場合は、左側の腕から血液を取り出し、

顆粒球除去するフィルターを通って右側の腕

から顆粒球除去した血液を戻していく。

それを1時間30分かけてやっていく。

終わった後は、また次回のユーパッチテープ

をもらい会計をして帰ることができる。

やっている時も終わった後も頭痛が起きたり

副作用のようなものは特に起きなかった。

ただ、数時間後からトイレの回数が増えてき

た。

この治療を受ける前は、1日7~8回くらいの

トイレ回数で、多い時が10回程度だった。

しかし、この治療した日は1日15回行き、

その後、1日12回くらいのトイレ回数になっ

てきたのだ。

これは治療の影響か?それともたまたまこの

タイミングでボクの体調が悪化してきたのか?

それは定かではない。

『絶食してるのになぜだ?』

ボクは、この状況をどうにか改善しようと

考えていた時に、あることを思い出した。

『そういえば、ヨガや整体がクローン病に良

いと聞いたことがあるな。身体を動かすこと

で血流が良くなったりするからか…?』

ボクは、良くなると言われてるものは、とに

かくいろいろやってみようと思い、整体に

行くことを決めた。

本当はヨガにも興味はあったのだが、女性が

多そうだというイメージが強く、そこにボク

1人で行くのはできないなと思い整体にした。

いろいろ調べていると、【難病の人は5回ま

で無料モニターやってます】という整骨院

を見つけた。

難病の人は5回まで無料モニターという強気な

言葉に惹かれ、すぐ予約をして次の日に行く

ことにした。

行ってみると、整体よりも鍼のほうが得意な

ようで、鍼をやらないかと勧めてきた。

しかし、ボクは鍼をすることに抵抗があった。

なぜなら鍼をやった翌日から下半身が動かな

くなった人がいるということを以前聞いたこと

があったからだ。

もちろん鍼が原因かはわからない。

ただ、そういった話を耳にしている以上、

『はい、どうぞ』とすんなり鍼治療を受け入れ

ることはできない。

ボクは院長に聞いてみた。

ヒロ田「鍼治療でいろいろと噂は聞いてます。

例えば下半身が動かなくなった…など、そう

いったリスクは無いですか?」

院長「もちろんあります。特に鎖骨の辺りに

鍼を刺すときなんか、すぐ肺があったりして

肺に穴が開いたりとか…。訴訟問題になって

ることも多いです。でも、そんな危険な鍼

治療はやってませんから大丈夫です」

ボクは、その言葉を聞いたときに、鍼治療

を受けてみようと思った。

もしこれが『そんなことあるわけないじゃ

ないですか。鍼治療は安全で…』というよう

なことを院長が言ってたなら、その整体院に

通うことはなかったかもしれない。

こうしてボクは、5回までの無料体験モニター

として鍼治療を受けることになったのである。

ーつづくー

ヒロ田

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