第76話 痔ろう手術のための診察と小腸MRI検査説明

第76話 痔ろう手術のための診察と小腸MRI検査説明

入院2日目の10時頃、外科診察室へと行く。

待合室で待っているとボクの名が呼ばれ、診

察室に入る。

外科の医師は、入院直後、病室に来てくれ

たりしていて2回ほど会っていたため、どん

な感じの人かは分かっていた。

そのため不安な気持ちは一切なかった。

診察室へと入り、早速お尻の状態を見てもら

い、手術の方法を説明してもらう。

外科医師「いま図を描きながら説明しますね」

そう言いながら説明するための用紙を取り出

した。

外科医師「いま、ここのお尻の場所に一箇所

膿が溜まっているのと、あと陰嚢のところに

二箇所溜まってます。

まず、ここは切開して膿を出していく必要が

ありますから、それをやっていきます。

次に、肛門を開いてみて、一次口が肛門に近

いところなら、そこからゴムを通します。

あと、もう一箇所、一次口があるんですが、

それは手術してみないとハッキリしないので、

手術中に確認しながら、肛門に近いところで

あれば、そこにもゴムを通しておきます。

他の箇所は、膿を出すために所々ゴムを通し

て排膿されるように処置していきます。」

ヒロ田「先生、2つ質問あるんですけどいい

ですか?」

外科医師「はい、いいですよ」

ヒロ田「麻酔は全身麻酔ですか?」

外科医師「全身麻酔でやろうと思います。

ちょっと時間もかかりそうなのでね」

ヒロ田「あー、良かったです。何度か下半身

麻酔でやったことあるんですけど、電気メス

で切った時の匂いもイヤだし、起きていると

気分的にもイヤなので…」

外科医師「あー、あの匂いはねー、好きだっ

て人はいないんじゃないかなー。

ボクらも好きではないもんねー(笑)」

ヒロ田「あ、そうなんですか(笑)」

外科医師「ただ、肛門の括約筋をゆるくする

ために腰椎麻酔もしますけどね」

ヒロ田「あ、わかりました。それは大丈夫

です」

ヒロ田「あと、もう1つは、一次口にゴムを

通しておくことで徐々にキレイに治っていく

という原理がいまいち良くわからないんです

けど、ゴムが自然に取れて皮膚はキレイにな

るもんなんですか?」

外科医師「あー、そうですよね。不思議です

よね。

わかりやすく氷で説明すると、氷を紐で縛り

、その紐を持ち上げたまま氷を宙に浮かせて

おくと、徐々にその紐のとこだけ他よりも早

く溶けていき、最終的にストッと氷は下に落

ち、紐は縛ったままの状態で氷だけ下に落ち

る。

その氷は半分に割れてるかというと、割れず

きちんとくっついたままの状態になる。

それと同じような感じで、ゴムで一次口を少

し強めに縛っておくと、徐々に皮膚が切れて

くるんだけど、その切れたところは新しい皮

膚ができていくんです。なのでゴムが自然と

取れた時は皮膚もキレイになってるという原

理なんです」

ヒロ田「へぇー、すごいですね人間の身体っ

て。よく理解できました」

外科医師「ホント不思議ですよね。じゃあ手

術の日なんだけど、一週間後の午後からで予

定入れときますね」

こうして痔ろうの手術日が決まった。

痔ろうの手術で全身麻酔なんて初めてだ。

この手術で痔ろう根絶を期待したい。

手術が決まると早いとこ終わらせたい気持ち

が強くなってきた。

痔ろうが良くなると快適に生活できるように

なるからだ。

だからと言って早めることはできない。

それまでは他の検査とかに専念しよう。

入院して3日目は小腸のMRI検査だ。

小腸バリウムという検査はしたことがあるけ

れど、小腸のMRI検査は初めてだ。

小腸検査と聞くと、鼻からチューブをイメー

ジしてしまう。

ボクは思わずIBD専門医師(以下IBD医師)

に聞いた。

ヒロ田「先生、小腸の検査って鼻からチュー

ブ入れてバリウムですか?」

IBD医師「あのねー、バリウムだと時間がか

かってしまうから水を流すんですよね。

鼻からチューブも入れるけど、小腸バリウム

のように太いものじゃないよ」

まぁ、鼻からチューブを入れるのはエレンタ

ールでも使用しているし慣れてはいる。

でも小腸バリウムをやるための太いチューブ

だとさすがに辛い。

だが、水を流すためだけなのでそんなに太く

ないということで安心した。

ただ、あのMRIの機械にまた入るのか…と思

うとちょっぴり憂鬱だ。

時間が長いのと音がうるさいからだ。

でも、今回の検査の目的は、大腸に詰まって

いる箇所があり、それを特定するための検査

と言っていた。

それはボクも把握しておきたい。

10時30分頃、ボクはMRI検査室へと呼ばれ、

病棟の看護師さんと一緒に検査室へ。

検査室につくと、すぐに中へと呼ばれた。

中に入ると、IBD医師が既に準備をしていた。

IBD医師「ヒロ田さん、じゃあこれから検査

するんですけど、その前にチューブを入れた

りしていきます。

MRIの撮影自体は順調にいけば20分くらい。

前後の処置等で20分くらいだから、合わせて

だいたい40~50分くらいの検査です」

ヒロ田「あー、やっぱり前回のMRIのときも

それくらいやってましたよねー。

10分くらいで終わってるのかな?と思ってま

したけど20分はやってるんですね」

IBD医師「そうそう、それくらいはかかるわ」

検査のおおまかな説明を聞いた後、今度は鼻

からチューブを入れる説明が始まった。

ボクは他人にチューブを入れてもらうのは苦

手だ。

入れるタイミングが合うのであればいいが

合わないと辛いからだ。

そのため自分でチューブを入れたいと主張し

たのだが、IBD医師もやりたかったのだろう。

キッチリ入れないといけないという理由で結

果的にIBD医師が入れることになったのである。

ーつづくー

ヒロ田

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