第77話 小腸MRI検査で大腸に狭窄を発見

第77話 小腸MRI検査で大腸に狭窄を発見

IBD専門医師(以下IBD医師)に鼻からチュ

ーブを入れてもらい、すぐ横にあるMRI検査

室へ移動する。

検査室に入ると、水を入れながら検査すると

いうことで、通常とは反対の方向に寝かされ

た。

足のほうに頭、頭のほうに足がくるよう検査

台に寝る。

なのでちょっと窮屈だ。

ただでさえ狭い空間なのに、なおさら狭い感

じがする。

右手には点滴をしているため、点滴スタンド

があり、左側には鼻からチューブを入れてる

ためチューブが垂れ下がっている。

そこに、うるさい音を軽減するためのヘッド

ホンをつける。

さらに今回は【息を吸って吐いて。止めてく

ださい】というCT検査でよく聞くアナウンス

が流れるとのことだ。

腕は頭の上にあげて伸ばしたまま。

そして狭い空間へと入っていく。

中に入ったことを確認すると、IBD医師から

始めることを告げられた。

鼻から入れたチューブに、冷たい水を入れて

いく。

喉にくっついてるチューブが冷たくなってく

る。

IBD医師「どうですかヒロ田さん、大丈夫で

すか?」

ヒロ田「喉のあたりが冷たい感じするくらい

ですかねー」

IBD医師「あー、じゃあ問題ないですね」

そう言いながらどんどんと水を入れていく。

相変わらずMRIの機械はうるさく動いている。

検査室内にはIBD医師もいる。

ボクはヘッドホンをしているけれど、IBD医

師は何もしていない。

うるさくないのか?

そう一瞬思ったのだけれど、ボクはそんなこ

とを気にしてる余裕はなかった。

『水がたっぷり入りすぎて口から出てこない

か?』

そんなことが気になってきたからだ。

普通だったら1リットルも一気に飲めるはず

がない。

確かに、医師はモニターで見ながら『胃に溜

まってきたら止めますから』とは言っていた

けれど…。

自分でモニターを見れない分、何となく気に

なってしまうものだ。

IBD医師「どうですかヒロ田さん、具合悪く

ない?」

ヒロ田「具合は悪くないんですけど、けっこ

うな量入っていくんだなーと思って少し気に

なってました」

IBD医師「うん、大丈夫ですよ。モニターで

チェックしてますから」

「あっ、よし、1回小腸の流れを確認してき

ますから、ちょっと待っててくださいね」

そう言いながらIBD医師が隣の放射線技師の

いる部屋へと入っていった。

IBD医師「ヒロ田さん、順調にいってる。

もう大腸まで水がいってるから、あと50cc流

して終わりますね」

ヒロ田「あっ、順調ですか。良かったです」

50ccほど水を入れてから、IBD医師は放射線

技師のいる部屋へと入っていった。

ここからは1人だ。

相変わらず検査するときの音はうるさい。

ガン、ガン、ガン…

ピ、ピ、ピ、ピ…

など、ホント工事でもしてるかのような音だ。

そして時々ヘッドホンから聞こえてくる

【息を吸って、吐いて、止めてください】

【楽にして下さい】

こんなことの繰り返しを10分くらいやって

いただろうか。

とにかく腕を頭の上にあげっぱなしなので、

いい加減しびれてきた。

なるべくしびれないように少しずつ腕を動か

してみる。

けっこう限界だなー…と思った頃、

隣の部屋から『ガチャ』っとドアの開いた

音が聞こえてきた。

IBD医師「ヒロ田さん、終わりましたよ。

大丈夫ですか?」

ヒロ田「腕しびれましたけど大丈夫です」

IBD医師「バッチリ撮れましたから」

ヒロ田『ホントですか、それは良かったです。

あっ、後で聞きますけど狭窄あったんですか?

IBD医師「うん、後で写真見せながら説明す

るけど、狭窄あったんだわー」

ヒロ田『わかりました。後で聞きますね」

それから数時間後。

IBD医師から写真を見せてもらい、どのよう

になっているのか説明を聞いた。

丁寧に説明してくれたことで、素人のボクで

もどんな状況かわかった。

どうやら小腸から大腸に入ってすぐのところ

に、ポコンと袋のように膨らんでいる箇所が

ある。

その原因は、袋のように膨らんでいる箇所の

先に狭窄があることで、通りが悪くなり、溜

まる場所ができてしまったということだった。

そこは狭窄のバイパス手術を一度していると

ころだ。

手術したところが、また狭窄になっている。

IBD医師「それでねー、この狭窄になってる

ところは、大腸のバルーン拡張する必要があ

るんだよね。

ただ、このままだと大腸の袋のようになった

所に溜まったものが、ずっと出ないままだと

思うから、ちょっとエレンタールにして袋の

中のものを出るようにしたほうがいいねー」

とうとうこの時がきた。

病院食も食べれず、絶食生活になるんだ…。

ボクは、食事をすることでお腹が張っていた

ことを気にしていた。

『食べて大丈夫なのか?』

そう昨日は思っていたのだから、少しは絶食

したほうが良いのかも…という気持ちが少し

はあった。

しかし、いざ『食べれない』となれば、少し

淋しい気分になってきたのである。

ーつづくー

ヒロ田

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