第85話 呼吸器科の医師が来て再びレントゲン検査へ

第85話 呼吸器科の医師が来て再びレントゲン検査へ

午後から、外来で呼吸器科の診察があるとの

ことだったが、14時になっても呼ばれない。

ボクは、待ちくたびれていた。

14時30分頃だろうか…。

病室のドアをノックする音が聞こえた。

「ヒロ田さん、こんにちは。呼吸器科の医師

(以下、呼吸医)をやってます」

ヒロ田「あれ?わざわざ来てくれたんですか」

呼吸医「外来に来てもらうよりね、来たほう

が早いから直接きました。それでね、お話は

聞いていて結核の可能性もあるということな

んだけども、レントゲン見ると結核ではなく

て肺炎だと思うんだよねー。肺炎は初めてで

すか?」

ヒロ田「いえ、クローン病になってから、少

し微熱が続くと肺炎になりやすいみたいで、

前の病院でも何度か肺炎治療で入院や抗生剤

の点滴で通院したことがあります。

そのうち、2回くらい結核の疑いで痰の検査

をしたことがありますけど、結核ではなかっ

たです。

その時は肺も少し苦しく、咳も出てたし痰も

絡みやすかったので痰の検査も問題なくでき

たのですが、今回はきついですねー。咳も出

ないし、痰も絡まないので…」

呼吸医「そうだろうねー、レントゲン見ても

炎症は右側の下のほうだし、あれじゃ痰も出

ないよね」

ヒロ田「それで検査は気管支鏡でしたっけ?

それをやる感じですか?」

呼吸医「いやいや、もうそれは最後の最後。

苦しい検査をする割に、正確に取れるかど

うかの確立は30%だから…」

ヒロ田「そうなんですかー。となるとやっぱ

り痰を取るしかないですか…」

呼吸医「いや、それでね、いま話も聞いてわ

かったし、一応、レントゲンを明日にでも撮

ってみて、白い影がどうなっているか、もう

一度確認してからどうするかを決めますね」

ヒロ田「わかりました。よろしくお願いしま

す」

やはり結核ではなさそうだ。

だが疑いがある限り隔離は解除されない。

まぁ、そのおかげで個室にいれるから、その

点だけは有難いのだが、その分、入院が長引

くので退院のことがとっても心配だ。

そんなことを思いながら1日が終了する。

翌日、呼吸医が言っていたように13時30分

からレントゲンの検査予約が入っていた。

今日は金曜日だ。

明日は医師も休みになるだろうし、今日中に

は結果を知りたい。

せっかちな性格なのだろうか、検査を待つと

いうのはどうも苦手だ。

検査が嫌だというわけではない。

サッサと終わらせてしまいたいという気持ち

が強いのだ。

ボクの一日は、抗生剤の点滴が朝と夕方1本

ずつの合計2本。

その他に、栄養なのか水分補給目的か分から

ないけれど、カロリーは500mlで100kcal摂

取できる点滴が1日で2本。

それ以外は、エレンタールを1時間/60mlで

滴下して24時間。

なのでエレンタールで1,440kcalの摂取。

点滴では200kcalの摂取でエレンタールとの

合計カロリー摂取は1,640kcalという計算だ。

レントゲン検査の日は、特に絶食や何かを制

限ということはなく、普通どおりに生活する。

何よりも嬉しいことは、シャワーを浴びれる

ことだ。

手術をしてからは、特に清潔にしたほうが良

いということで、看護師さんも毎回シャワー

を浴びる際、点滴の針をテープ等で覆い、腕

を保護してくれる。

今日も朝のうちにシャワーを浴びた。

午後になり、レントゲン室へと呼ばれ1人で

向かう。

レントゲン室に着き、名前を伝えると単純撮

影のレントゲンだけでなく、いま医師から連

絡がきてCT検査も一緒にやってくださいとの

ことだった。

単純撮影のほうが混んでいたため、先にCT

検査に行く。

終わってから少し待っていると、単純撮影の

レントゲン室へと呼ばれた。

CT検査も単純撮影のレントゲン検査も、すぐ

に終わるから楽なものだ。

おまけに痛くもない。

レントゲン室は1Fにある。

そしてコンビニも1Fだ。

ボクは、小銭を予め準備し、帰りに100%

ジュースを購入しようと決めていた。

あと、絶食も10日目くらいになると、痔ろう

の手術をして体調も良くなってきたからか、

塩気が欲しくなってきた。

最初は、甘い黒糖の飴が美味しかった。

でも、甘さを十分堪能すると塩気がほしい。

『そうだ、コンビニで昆布茶でも買おう』

ボクはレントゲンの帰り道、早速コンビニへ

と向かった。

もちろん隔離されてる身なのでマスクをして。

真っ先にお茶が売ってそうな場所に行く。

『あれ?無いぞ…。お茶はあるけど昆布茶は

ないのか…』

ボクは、一通り狭い店内を見て歩いたが、

どこにもない。

しょうがないなーと思ったところで目に飛び

込んできたのがドリップコーヒーだ。

『20杯分で360円くらいだ。コレがいい』

ボクは、塩気が欲しかったけれど、コーヒー

でも良くなってきた。

コーヒーもしばらく飲んでいない。

100%ジュース2本、そしてドリップコーヒ

ー20杯入りを購入して、少し急ぎ足で病室へ

と戻ったのである。

ーつづくー

ヒロ田

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