第90話 入院16日目にヒュミラでのクローン病治療開始

第90話 入院16日目にヒュミラでのクローン病治療開始

2014年5月23日、入院して16日目。

今日は、ヒュミラ(アダリムマブ)を打つ

日だ。

実は、以前にヒュミラを何度かやったことが

ある。

2010年くらいのことだろうか…。

その時は大腸が狭窄になったということで

ヒュミラの使用を中止した。

ヒュミラでそうなったのか、それともたまた

ま炎症がひどくなって狭窄になったのかは

わからないが、大腸カメラをした際に、狭窄

が見つかり、ヒュミラが原因じゃないか?と

いうことで主治医が中止の判断をしたのだ。

ヒュミラの前は、レミケードを使っていて、

最終的には狭窄になり、大腸のバイパス手術

を二箇所行ったこともある。

主治医は、レミケードが効きすぎて、炎症を

治そうとしたために、狭窄になっていったの

ではないか?と考え、レミケードはもう使え

ないと判断した。

それでも3年くらいはレミケードを使っていた

と思うが…。

そのあとにヒュミラという新薬ができたとのこ

とでチャレンジしたのだが、それもレミケード

と同じように効きすぎによる狭窄を警戒して

大腸カメラを定期的(いつもより多く)にやっ

ていくことになったが、半年くらいやったか

やらないかくらいでヒュミラも中止になった

という経緯がある。

今回、病院が変わったと同時に、医師もIBD

専門の医師(以下IBD医師)に変わった。

そのIBD医師曰く、レミケードで狭窄になっ

たのではなく、もうレミケードでは効果がな

くなって、それで炎症が進んだと思われる。

とのことだった。

もちろんヒュミラのことについても同様に

主治医もIBD医師に伝えていたし、ボクも伝

えていた。

しかしIBD医師は「ヒロ田さん、それは古い

考え。使い方で十分良くなるよ」という自信

たっぷりな言葉にボクはIBD医師を信じた。

ヒュミラは、そんなに使用してないのでレミ

ケードはもう使えないけど、ヒュミラで治療

すれば大丈夫とIBD医師は言っていた。

そんなことで今回、久々にヒュミラでの治療

がスタートすることになった。

午後から準備ができ次第、ヒュミラを打つ。

ヒュミラは皮下注射。

初めは4本を打つ。

2週間後2本。その2週間後に1本打つ。

その後は、2週間ごとに1本ずつ打っていく。

基本、在宅で行うので自分で打つ必要がある。

ボクは、以前やっていたから今回も自分でや

ることになった。

ただ今回、IBD医師はもちろん立ち会うが、

看護師さんも数人立ち会うようだ。

というのも、IBD医師はIBD専門でやってき

てるからわかってはいるものの、看護師さん

はIBDの部署が新しく立ち上がったばかりの

ため、見たことがないらしい。

そのためヒュミラの打つところを見るという

ことだった。

「ヒロ田さん、ヒュミラの準備できました」

看護師さんが呼びに来た。

ヒロ田「先生も来ます?」

看護師「はい、今くると思います」

場所は、カンファレンス室。

今日は、初回だから4本ヒュミラを打つ。

IBD医師「ヒロ田さん、自分でやったことあ

るって言ってたもんね?」

ヒロ田「はい、前は自分でやってました」

IBD医師「じゃあ今日も自分でやってみよう

か」

ヒロ田「あっ、わかりました。じゃあボク自

分でやりますね」

ヒュミラは針を刺すのはまったく痛くないと

言っていいくらいなのだけれど、注射液を入

れていくとき、一気にやるととても痛い。

ボクは以前、このヒュミラを初めてやる時、

看護師さんが注射をしてくれたのだが、これ

がものすごい痛かった。

インフルエンザの注射も腕の皮下注射だが、

あれも注射液を入れてくるとき少し痛む。

でも、そのインフルエンザの注射液を入れる

何倍、何十倍と痛い…。

正直、こんなに痛いんだったら打ちたくない

と思ったほどだ。

ボクはこのとき看護師さんに聞いた。

「液入れる時がメチャクチャ痛いですね」と。

すると看護師さんが「少しゆっくり入れてい

くと痛みは軽減されるかと思います」と言っ

てくるではないか。

「ならば、それでお願いします」

4本のうち既に2本は打ち終わっていた。

せめて残りの2本はゆっくりやってくれ…。

そんな気持ちだった。

そんな経験をしてきたことで、今回ボクは、

ゆっくりいれることを前もって言っていた。

ヒロ田「これ、液入れる時すごく痛いんです

よ。なので20~30秒くらいかけて1本打ちま

すから…」

IBD医師は痛いと知っているけれど、看護師

さんは初めて注射するところを見る。

ある人はメモを取りながら…

ある人はウンウン頷きながら…

ヒロ田「あと、冷たいと痛いんですよねー」

ヒュミラは2~8℃で保存する。

冷蔵庫で保存しないといけない。

冷蔵庫から出したばかりのものを打ったら

痛いのだ。

だから、冷蔵庫から出して常温に近くなるよ

うに注射器を手で握って温めたりする。

今回は、看護師さんに協力してもらって少し

握って温めておいてもらうことにした。

ヒロ田「どうしましょ?ボクが4本すべて

打つなら太もも二箇所とお腹二箇所で良い

ですか?」

IBD医師「うん、そうだねソレがいいね」

ボクは、見てる人の多さと久々に自分で打つ

ことに少し緊張しながらヒュミラを準備した

のである。

ーつづくー

ヒロ田

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