第101話 喉に潰瘍ができて痛いのに飲み会参加

第101話 喉に潰瘍ができて痛いのに飲み会参加

2014年7月8日。

診察する日がやってきた。

とにかく喉が痛い。

喉の痛さをどうにかしたいものだ。

いつものように採血をする。

その結果が出るのを待ち、IBD専門の医師

(以下IBD医師)と話す。

とにかく喉が痛いのでどうにかしたいと訴

えた。

IBD医師は、クローン病の合併症で喉に潰瘍

ができているので、まずは、MRIを撮ってみ

ようということになった。

またあの音のうるさいMRIだ。

だがそんなことは言ってられない。

この喉の痛さをどうにかするには調べてもら

うしかないのだ。

予約はいつでも良いと言っていたが、MRIを

撮ってもIBD医師が不在であれば、また別な

日に説明だけ聞きに来なければいけない。

1回で終わらせたかったボクは、IBD医師の

いる日に予約した。

一週間後の火曜日7月15日だ。

とりあえず、今回はいつものように薬を処方

してもらい、帰ることにした。

喉は痛いし身体もダルいけれど、とりあえず

次のMRI検査と診察まで待つしかない。

それまでのんびり家で過ごせれば良いのだが、

こんな時に限って仕事が忙しくなる。

まだ昼も夜も仕事があればをしていた時だ。

もちろん昼がメインで夜は仕事があれば時々

やっていた程度だったのだが、忙しくなる時

というのは昼も夜も両方忙しくなるものだ。

寝不足が続き身体がダルい、少しでも寝たい

という気持ちが強くなってきた。

さらにこんな時に限って7月13日の日曜日は、

前から約束していた飲み会がある。

飲み会と言っても男2人だけで飲むのだが、

その男性とは2人で飲むのが初めてで、身体

のダルさはピークに達していたが、前々から

約束していたので、二日前になって身体のダ

ルさを理由に断るということができなかった。

7月13日日曜日、飲み会当日。

飲み会の約束した時間は18時30分。

ボクは、行く前までダラダラと過ごし、ダラ

ダラというか、ほとんど横になりながらテレ

ビを見て、時には寝て…という過ごし方をし

ていた。

このまま横になったまま起き上がりたくなか

ったが、行く時間が迫ってくる。

シャワーを浴び、着替えて約束の時間に間に

合うよう自宅を出た。

18時30分飲み会場所に到着。

初めてその人と2人で飲む。

男性と飲みながら話すと言ったら仕事の話が

メインだ。

まずはビールを頼む。

焼き鳥がメインの居酒屋さんだから、焼き鳥

を注文する。

乾杯し、ビールを一口飲む。

『うゎっ、イテェ~』

声に出すことはしなかったが、思わず心の中

で叫んでしまった。

ビールを飲んでも喉が痛い。

けれども目の前に相手がいるから暗い顔もで

きない。

笑顔で話していたが、喉が痛くて辛いという

のが本音だ。

頼んだ食べ物が次々にテーブルに並ぶ。

お腹が減っていたボクは、まず焼き鳥を食べ

てみた。

飲みこむ時、当たり前だが喉を通る。

『うわっ、メチャクチャ痛ぇ~…』

またしても心の中で叫んだ。

しかもさっきのビールを飲んだ時よりも痛い。

喉が焼けるように痛いのだ。

焼けるような痛さだったため思わず冷たいビ

ールを口にしていた。

ビールだけでも痛かったのだが、焼き鳥の塩

味よりも良かったようだ。

ビールを飲むことで痛さが軽減できた。

『あー、どうなってるんだオレの身体は…』

飲み会が始まったばかりでこの痛さだと、こ

の先どうなるのか少し不安になった。

基本的にボクは飲み会が好きだ。

飲むことが好きというより、飲んで食べて

皆で楽しい会話をしながら…という空間が

好きなのかもしれない。

人と楽しい会話しながらの食事はとっても

良いことだと思っている。

だが…

今回の飲み会はとっても苦痛だった。

食べ物を食べても飲み込む時に激痛が走る。

激痛というか喉が焼けるように痛い。

さらに、そんな状態で体調不良だからかお酒

も進まない。

ビールを注文して飲んだけれど、二杯目頼ん

で半分くらい飲んでから、急に飲めなくなっ

た。

人が大勢いる飲み会であれば、タイミングを

見て先に失礼させていただくことも出来る。

しかし今回は二人きりだ。

さすがに楽しんでいる中、先に帰るわけには

いかない。

そうこうしているうちに居酒屋さんで2時間

が経過した。

このまま解散という訳にはいかず、その人の

行きつけのスナックに行くこととなった。

だが、さすがにボクはお酒が入っていかない。

最初は、その人の焼酎がボトルキープされて

いたので、一杯もらったのだが一口飲んで進

まなくなった。

「すいません、喉に潰瘍ができちゃって、お

酒を飲むと喉が痛いので、お水飲むようにし

ますけどいいですか?」

さすがにこれ以上はお酒を飲むことができな

いと判断したボクは、そうお店の人に伝え、

お水をもらって飲むことにした。

そのスナックには2時間くらいいただろうか…。

地下鉄で帰らなければいけないということを

理由に、23時頃ボクだけお店を出た。

楽しい時間のはずだったのに、途中から喉の

痛さで、その場所にいることが苦痛だったた

め『やっと解放された…』という気持ちが強

かった。

自宅に帰るまで約30分は地下鉄に乗っていな

ければいけない。

季節は夏だ。

周りは、みんな半袖を着ているのに、ボクは

寒さで半袖の上に長袖のシャツを羽織った。

きっと熱が出ているのだろう。

『ダルい、早く帰って休みたい…』

そんなことを思いながら、やっとの思いで

自宅についた。

もう何もしたくない。

とにかく早く寝よう。

そして月曜日の明日一日を頑張れば明後日は

診察日だ。

そう思いながらすぐ横になったのである。

ーつづくー

ヒロ田

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