第104話 退院を翌日に控えまさかの高熱

第104話 退院を翌日に控えまさかの高熱

2014年7月18日金曜日。

朝ご飯を食べた後、いつものように薬を飲む。

プレドニンは朝飲んで終わりになる。

9時頃、IBD専門の医師(以下IBD医師)が

回診にきた。

IBD医師「ヒロ田さん、調子はどうだい?」

ヒロ田「喉が少し痛いけど、ずいぶん良くな

ってるような気がします」

IBD医師「どれ、ちょっと見せてもらっても

いい?」

ボクは口を開けて喉を見せた。

IBD医師「あー、だいぶ良くなってるね。

とりあえずプレドニンも飲みきったら終わり

なので、これ以上の処方はしないからー」

ヒロ田「ちょうど今日の朝で無くなりました」

IBD医師「退院どうする?日曜日までいれる

かい?」

ヒロ田「日曜日に退院できるなら大丈夫です」

IBD医師「じゃあ土曜日の朝、採血とって問

題なければ日曜日に退院という感じにしよう

か」

ヒロ田「わかりました」

喉はまだ痛いけれど、ずいぶん良くなった。

これで徐々に良くなってくれれば問題ない。

とりあえずあと2日で退院できる。

ボクは、退院後の計画をいろいろ立てた。

相変わらず検査も何もない。

決まりきった時間にご飯が出てきて食べる。

眠くなったら寝る…という入院生活だ。

規則正しいと言えば規則正しいのかもしれな

いが、退院間近のボクにとっては、苦痛なも

のだった。

いや、体調不良の時は『早く治したい』とい

う気持ちが強く、入院することに抵抗はない。

けれど、体調が良くなってくると、その入院

生活も飽きてくる。

何ともわがままなもんだ…。

2014年7月19日土曜日の朝。

5時くらいに採血を取る。

昼間寝てしまうからか、それとも夜中に何度

もトイレに起きるからか、とにかく4時~6時

くらいが今のボクには一番爆睡できる時間だ。

そんな中、朝5時に起こされ採血を取る。

眠いけれど仕方がない。

半分寝ながら腕を看護師さんに差し出す。

採血が終わったらすぐに寝る。

朝ご飯を食べ、9時頃にIBD医師の回診だ。

IBD医師「ヒロ田さん、採血結果はとりあえ

ず問題ないから、あとは今日一日様子見て明

日退院だね」

ヒロ田「わかりました!」

『よーし、ダラダラ過ごすのも今日一日だけ

だな…』

そんなことを思い、テレビを見ながらダラダ

ラしていた。

10時頃だろうか…。

『何だか寒気がするなー…』

『トイレに行きたいのかな…?』

トイレに行きたいとき、よく寒気がしたりす

る。

その影響かな?と思い、トイレに行ってみる。

しかし、寒気は止まらない。

それどころか、だんだんと寒気が強くなって

きた。

布団をかけずにベッドで横になっていたのだが、

あまりの寒さに布団をかけてみる。

けれど、それでも寒い。

『もしや…』

そう思い、熱を測ってみる。

『わぉ、39度4分だ…』

『こりゃ寒気するわなー』

ボクは看護師さんを呼んで布団をもらうこと

にした。

ヒロ田「熱、39度4分ありました」

看護師「えっ、大丈夫ですか?氷枕いります

?」

ヒロ田「氷枕はいらないです。ただ布団一枚

もらっていいです?あと11時になっても熱下

がらなかったら、ボクの持ってるロキソニン

飲みますね。飲んだら報告しますから」

看護師「うん、わかりました。なんかあった

らすぐ言ってくださいね」

そして少し様子をみる。

だが11時になっても熱は下がらない。

前に処方されて持っていたロキソニンを飲ん

で様子をみることにした。

11時45分頃、いつものように昼ご飯が運ば

れてきた。

しかし熱があるからか、食欲があまりない。

でも食べれるだけ食べようと起き上がった。

基本、ボクはご飯を残したくないタイプだ。

だが今回はさすがに全部は食べれない。

それでも7割くらいは食べただろうか…。

食事を終え、片づけるために病室を出る。

ちょうどナースステーションを通るので

看護師さんにロキソニンを飲んだことを伝え

る。

ロキソニンを飲み、ご飯を食べ、少し寝てい

れば治まってくるだろうと思い、再びテレビ

を見ながらウトウトした。

するとちょっぴり寝汗をかいて不快になり飛

び起きた。

すかさず熱を測ってみる。

37度8分。

『おっ、下がってきている。何だったのかな

ー、あの熱は…』

そんなことを思いながら体温計を眺めていた。

ボクが熱を出してるからか、看護師さんがい

つもよりボクのところに来る回数が多い。

看護師「どうですヒロ田さん?」

ヒロ田「いま熱を測ったら37度8分でした」

看護師「あっ、下がってきましたね」

ヒロ田「うん、何だったのかなーあの熱は…」

看護師「そうですねー、何だったんでしょう

ねー…。とりあえずまた様子見に来ますから

その前に何かあれば呼んでくださいね」

ヒロ田「わかりました」

このまま放っておけば熱は下がるだろう。

そう考えていた。

しかし、37度8分から下がるどころか、再び

上がり始めた。

38度4分…、38度7分…。

一度上がり始めると、気になってしょうがな

い。

熱を測る頻度が多くなってきた。

そして再び39度4分。

ボクの平熱は36度3~5分くらいだ。

肛門周囲膿瘍で膿が溜まりだすと37度4分く

らいになる。

最初のうちはダルく感じ、それも慣れてくる

とダルさを感じなくなる。

そのため、しばらく普通に生活してて、病院

で計ってみたら37度5分あった。

なんてこともしばしばだ。

しかし、さすがに38度の後半になってくると

『熱があるな。ダルいな…』

と身体の異常に気づく。

看護師さんに熱が上がったことを報告する。

看護師さんがIBD医師に確認を取り、飲み薬

ではなく点滴での解熱剤を投与することにな

った。

ただ、ロキソニンを飲んでから時間があまり

空いてないので、夕方からの投与になる。

ボクは、少しばかり不安を感じていた。

『この状態で明日、退院できるのか?せっか

く退院できると思っていたのに退院できない

となればガッカリだなー…』

そんなことが頭の中をグルグル回る。

『あー、熱よ下がってくれー…』

ボクは身体のダルさと退院が延びるのではない

か?という不安な気持ちでいっぱいだったので

ある。

ーつづくー

ヒロ田

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