第110話 IBD医師が信用できなくなり前主治医に相談

第110話 IBD医師が信用できなくなり前主治医に相談

ボクはヒュミラ、プレドニン、抗生剤以外の

いつももらっているクスリを薬局からもらい、

病院を後にした。

『はたしてIBD専門の医師(以下IBD医師)

に許可なく自分勝手にクスリを中止して良か

ったのだろうか?』

『クスリを自分勝手に中止したと伝えたら、

IBD医師は、ガッカリしてたような感じだ

ったけど、これで良かったのかな…?』

『胃痛や喉の痛みがあっても、オレが我慢し

てIBD医師の言うことを聞いていれば良かっ

たのか…?』

そんなことが頭の中を駆け巡る。

でも少し考えて出したボクの結論は『これで

良かったのだ』ということだった。

というのも、異変を感じながらクスリを飲ん

でいたら、もっともっと胃痛や喉の痛みが

ひどくなっていたように思うからだ。

確かに、その時点で『おかしい』と病院に

電話をしてIBD医師の判断を仰ぐというこ

とが正しかったのかもしれない。

けれど『病院に来てください』と言われるだ

ろうし『もう少し続けてみて』と言ってくる

ことが予想できた。

なので勝手にクスリを中止したのだ。

仮に医師の言う通りクスリを飲んでいたとし

ても、痛さで飲み続けることができなかった

ように思う。

さて、クスリの件はそれで解決したとして、

この先どうなるのか?

ということが気になってきた。

『同じIBD医師に診てもらっても、進展があ

るのか?』

正直、自分の中ではIBD医師のことを信じる

ことができない。

IBD医師だって自分勝手なことをする患者は

嫌だろう…。

そんなことを考えていると、一ヶ月後の病院

に行くのが嫌になってきた。

『予約を解除して他の病院に行ったほうがい

いか…?』

『でも、他の病院に行ったところで今と同じ

かもしれないぞ…』

『前に通ってた病院に戻るか?』

『でも、前の病院で良い先生がいたかな…?』

『あの先生のことは知ってるけど、何だか冷

たそうだしなー…』

一ヶ月後の病院、そしてこれから通う病院を

どうしようか、いろいろ考えはじめた。

『待てよ、前の主治医に相談してみようかな

?』

『IBD医師と同じ病院にいるけど、前の主治

医に診てもらうことはできないのかな?』

『もし、できないと言われたら、前の主治医

にどこか良い病院を紹介してもらおうか…』

そんなことを思い、ボクはIBD医師と同じ病

院にいる前の主治医に一度相談してみようと

思い、診察の予約をすることにした。

ヒロ田「すいません、IBD医師で予約してい

るんですけど、その前にA先生(前の主治医)

に診てもらいたいんですが可能ですか?』

受付「はい、可能です。いつにしましょうか

…?」

こうしてボクは、IBD医師と同じ病院にいる、

前の主治医を予約して相談することにした。

一番ベストなのは前の主治医が診てくれる

ことだ。

でも、もし前の主治医が診てくれないなら、

他の病院を紹介してもらおう。

そう考えたのだ。

予約した日が来た。

前の主治医と三か月ぶりくらいに会う。

前主治医「あれ?どうしたい?」

ヒロ田「いや、ちょっと相談したくて来た

んですけど、IBDセンターがある以上、先生

に診てもらうことはできないんですよね?」

前主治医「いや、そんなことはないよ。何か

あったかい?」

ヒロ田「ヒュミラがやっぱりボクには合わな

いようです」

「先生も、そのようにIBD医師に言ってくれ

たと思うのですが、結局、大丈夫だというこ

とでやることになったんですけど、喉に潰瘍

もできて、胃痛や腹痛も凄くなったんですよ」

「あと、プレドニンも飲んでたんですけど、

絶食してるのに痛みが何日も治まらなくて、

それどころか日に日に痛さが増してきたので、

これはおかしいなと思い、自分でいろいろ調

べてみたんです」

「そうすると、ヒュミラの副作用に、まれに

口内異常が起きる。と書いてあったのと、プ

レドニンは胃痛や腹痛、まれに潰瘍になった

りすると書いてたんですよね」

前主治医「潰瘍はまれではないわ。気をつけ

ないとなりやすいよ」

ヒロ田「あっ、そうなんですねー」

「それで、ボクが自分勝手にクスリを中止し

たんです。そしたら調子が良くなってきて…」

前主治医「そうなんだよなー、その判断が難

しいよねー」

ヒロ田「IBD医師は、薬は使い続けて腸が狭

くなったら拡げれば良いっしょと簡単に言う

んですよ…」

「確かに腸が狭くなれば拡げれば良いので

しょうけど、バルーンでも拡げれない状態に

なったら外科手術しかないじゃないですか…。

なので、それが嫌だと伝えたんです」

前主治医「まぁ、そうだよねー。外科手術は

積極的にしたいとは誰も思わないよね」

ヒロ田「それで、一度こういうことになった

らIBD医師も嫌だと思うんですよ」

「実際、IBD医師の治療に従えないなら、治

療拒否の用紙にサインしてほしいとも言って

ましたし…」

「おそらくIBD医師が書いたカルテには、患

者本人がヒュミラやプレドニンで潰瘍や胃痛

が起きたと勘違いして勝手にそう思っている。

というようなこと書いてますよきっと…」

前主治医「どれちょっとカルテ見てみようか」

そう言って電子カルテを前主治医が開く。

前主治医「あー、そんな感じのこと書いてる

ねー」

ヒロ田「そうですよねー。おそらくIBD医師

は、ボクのことをおかしいヤツだと思ってい

ると思うんです。クローン病が悪くなって潰

瘍ができたのに、自分勝手に思い込みでヒュ

ミラやプレドニンで潰瘍ができたと勘違いし

ていると…」

前主治医「そっかー、そんなことあったんだ

ー。いや、ボクもヒュミラは合わないし、プ

レドニンも一度だけ使ったことあるけど、そ

れも合わないからヒロ田さんにはダメだと伝

えていたんだけどねー」

ヒロ田「それで、このままだと結局ボクと

IBD医師は、今後、話がかみ合わないまま

いくと思うんですよ。そんなことが続いて

も進展しないだろうなと…」

「たぶん今のままIBD医師に診てもらっても

良い方向にはいかないと思うんですよね。

なので、また先生に診てもらえればいいなー

と思って今日は相談にきたんですけど、IBD

医師と同じ病院だから、あんまり良くないで

すよねー?」

前主治医「いや、そんなことはないよ。ボク

のとこでレミケードやりに来てる人もいるし」

ヒロ田「本当は、先生に診てもらうのが一番

なんですけど、もし、それだと先生がやりづ

らいとかあったら、どこか病院を変えるしか

ないのかなーとも考えていたんです。だから

と言って他の病院行って良い先生にあたると

は限りませんしね…」

前主治医「いや、ボクが診るのはかまわない

よ。でも他に良い方法もないかなーとも思っ

てる。どこかIBD専門に診れる良い先生がい

ないかなと思って…。

まず、それはそれで考えておくとして、とり

あえずボクが診るということでいいかい?」

ヒロ田「じゃあ、今後は先生に診てもらう予

定でいいですか?」

前主治医「うんいいよ。次いつ来れるの?」

ヒロ田「できれば、IBD医師で予約している

のが9月9日で、その日にIBD医師ではなく、

先生の診察でお願いしたいんですが…」

前主治医「じゃあ、こっちで予約変更してお

くわ」

ヒロ田「はい、お願いします」

こうしてボクは、前にお世話になっていた

主治医に再びお世話になることになったの

である。

ーつづくー

ヒロ田

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