第121話 主治医から紹介された肛門科に行く

第121話 主治医から紹介された肛門科に行く

いろいろあったが2014年9月から新しい主治

医が診てくれることになった。

最初に処方してもらったのは高カロリーの点

滴で、しばらく続けていると栄養状態は良く

なってきているとのことだった。

だが、同時に食事もしていることから、肛門

周囲に膿が溜まりやすい。

ボクはどこかのタイミングで切開してもらお

うと考えていた。

だが、肝心な肛門科がない。

このまま放置していると、痛くてどうしよう

もなくなった時に困る。

そのため10月の診察の時に主治医がオススメ

する病院、そして医師を紹介してもらったの

である。

次のクローン病の受診まで一ヶ月ある。

その間にタイミング見計らって肛門科に行こ

う。

そう考えていた。

だが、うまくできてるもので、紹介状をもら

った数日後に、なぜか今まで以上に肛門周囲

が違和感を感じるようになった。

いや、肛門周囲というかココ最近は陰嚢の部

分に膿が溜まるようになってきている。

そこの皮膚は柔らかいからか、あまりにもパ

ンパンに膿で膨れ上がってくると、勝手に破

れて排膿される。

パンパンに膨れ上がったとしても、痛さが凄

くなるわけでもない。

我慢できるくらいの痛さと言うのか…。

違和感があるという表現があっているのかも

しれない…。

痛さがあまり無く、パンパンに膿で膨れあが

っても違和感があるくらいで勝手に破れて排

膿される。

病院に行かなくても良いくらいだ。

しかし、場所が場所だけに尿道とつながった

ら気持ち悪いな。と思うようになってきた。

『もしつながってしまったら…?』

そう思うと、放っておくわけにはいかない。

『早めに行っておかないと…』

ボクは先延ばししようと思っていた肛門科を、

早めに受診しようと決めた。

初めて行く病院は慣れていないので少し緊張

する。

紹介してもらった病院は、どうやら人気があ

るようだ。

午前の10時過ぎくらいに行ったのだが、待合

室が人でいっぱいだった。

クローン病の主治医も『良い先生だよ』と言

っていた理由が、この待合室を見て納得でき

た。

『きっと良い先生だから人がこんなに来るん

だろう…』

ボクは、長時間待つことを覚悟していた。

待合室には、週刊誌やら漫画の単行本などた

くさんある。

『これなら長時間待っていても、暇ではない

な』

そう思い待合室に座って10分くらいすると…

「ヒロ田さん、診察室○番までお越しくださ

い」とボクの名前を呼ぶ声が聞こえた。

『えっ、早い』

ボクは、長時間になると思っていたから油断

していた。

すぐに本など片づけて診察室へ…。

医師「ヒロ田さん、よろしくお願いします。

あっ、T先生(主治医)の紹介なんですね」

ヒロ田「そうなんです。よろしくお願いしま

す」

医師が、ボクの主治医からの手紙を読んでい

る。

医師「うーん、なるほどね。それじゃちょっ

とお尻見せてもらおうかな」

ボクはベッドに横になった。

医師「あー、これあれだねーシートン取り換

えて新しいのにするのと他に膿が溜まってる

とこも一緒に新しくシートン入れたほうがい

いね」

話しがトントンと進んでいる。

いや、ボクにとってはむしろこれくらいのテ

ンポがいい。

そして話を聞いていても確実に膿が溜まって

いる所を排膿させてくれそうだ。

医師「ヒロ田さん、これから時間あります?

これなら日帰り手術でできるからやっちゃい

ましょうか?」

ボクにとっては有難い事だ。

ヒロ田「あっ、いいんですか?ボクは大丈夫

ですけど…」

ボクは早ければ早いほうが良いと思っていた。

だが、看護師さんが何やら医師に言ってるよ

うだ。

目の前で話しているから自然とボクの耳にも

入ってくる。

内容は、今日は午前中だけの診察で、午

後から医師たちは他の予定があるらしい。

そのため、後日で手術の予定を入れたほうが

良いのではないか?ということだった。

医師「そっかー、今日これから手術できない

かー。じゃあヒロ田さん、今日は手術の予定

だけ決めてその日にやりましょうか。いつく

らいなら大丈夫です?」

初めて肛門科に来たのは2014年11月6日の木

曜日。

本当は早ければ早いほうが…と言いたかった

が、仕事の関係もあって、そんなに休みを取

れないことから、11月11日火曜日の午前中

が希望と伝えた。

11月11日はクローン病の受診日で、予め仕

事も休みを取っており、その日は13時から

採血そして14時から医師の診察という流れ

だ。

ヒロ田「できれば、11日の火曜日午前中だと

助かるのですが…。実は、この日13時からク

ローン病の診察なんです。仕事もあまり休め

ないので、午前中に手術はできないですか?」

医師「うん、大丈夫ですよ。でもそっか麻酔

がどうかな…」

どうやら手術の時間は問題なく終わるようだ

けれど、麻酔の切れる時間が微妙らしい。

看護師さんと医師が逆算している。

医師「うん、いやボクが麻酔するから大丈夫

だよ」

そう看護師さんに言っている。

医師「ヒロ田さん、8時30分とかには来れま

す?」

ヒロ田「はい、ボクは大丈夫です」

医師「それであれば、8時30分から手術しま

しょう」

ヒロ田「はい、お願いします」

こうしてシートンの手術日は11月11日火曜日

の8時30分から行うことになった。

あとは、看護師さんから手術の流れを聞く。

痔ろうの手術で今までと違うのは、一泊から

二泊させられていたのが今回は日帰りで大丈

夫だという。

入院したくないボクにとっては有難い話だ。

手術をしたいというわけではないが、手術を

すると決めた以上、『早く楽になりたい』と

いう気持ちが強くなり、何となく看護師さん

の説明も明るく楽しく聞けたのである。

ーつづくー

ヒロ田

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