第130話 お漏らしするようになりオムツが必要になる

第130話 お漏らしするようになりオムツが必要になる

痔ろうのシートン術、MRIポートの抜去を

一日で行ったため、その時は体力、精神共に

疲れたが、おかげさまで肛門周囲に溜まって

いた膿も、常に排膿されるようになり、MRI

ポート抜去後は傷口も順調に、そしてキレイ

にくっついてくれた。

その後は、体調のすぐれない時、絶食でエレ

ンタール生活をし、良くなってきたら普通に

食事するという生活を繰り返していた。

本当は絶食してエレンタールで生活し続ける

のが良いのだと思うが、三日もするとお腹が

減ってきて、しかも食べて大丈夫だろうと思

うようになり、食事を再開していた。

毎月の採血も、決して良い数値ではないが、

物凄い異常値になる訳でもなく、主治医も経

過観察していこうという感じだった。

だが、そんな夢のような生活は続くわけもな

く、徐々にトイレの回数が増えていった。

一日に10回~12回はトイレ通い。

ただ、それ以上増えるわけでも減る訳でも

ない。

そのためボクはその生活に慣れてしまってい

た。

仕事でのお付き合い、プライベートでのお付

き合いも活発になってきた。

会食が増え、お酒を飲む機会も多くなった。

それでも体調は悪くなるわけでもなく、もち

ろん良くなることもなかった。

それが余計ボクのなかで当たり前になり、こ

のまま過ごせる、ちょっと悪くなっても数日

絶食してエレンタールで過ごせば大丈夫だ。

そう心のどこかで思っていた。

そんなある時、異変がおきた。

会食が終わり、自宅に帰るために気持ちよく

一人で歩いていると便意を催してきた。

深夜ということもあり、近くのお店は開いて

いない。

自宅までは歩いて10分くらいはかかる。

ボクはコンビニ寄ろうと考えた。

しかし、すぐ近くにコンビニが無い。

コンビニのある場所まで3分くらいは歩かな

ければいけない。

そこまで持つかどうか…。

ボクは小走りでコンビニに急いだ。

何とか無事にコンビニへ。

『トイレ、トイレ…』

トイレに急ぐ。

が、先に利用している人がいた。

仕方なくボクはコンビニ内をウロウロ…。

少し待っているとトイレが空いた。

ボクは急いでトイレに入りドアを閉める。

その瞬間…。

漏れてきた。

ボクは慌てて便座に座る。

下着が少し汚れてしまった。

『このあとどうしようか…?』

『でも自宅まであと5分くらい歩けば着く』

『幸い少し下着が汚れたくらいだから、自

宅に帰ったらシャワーを浴びよう』

ボクは、用を足してから自宅へと急いだ。

自宅まであと200mというところまで来た。

すると5分くらい前に用を足したはずなのに

再び便意が…。

『えっ?また…?』

歩くと刺激されるのか、どんどん便意を催す。

だからと言って歩くのを止めると自宅に帰る

こともできない。

ボクは何とか自宅まで我慢しようと少し急ぎ

足で自宅に向かった。

だが、ボクの肛門様は我慢できなかった。

あと100mというところで漏れだした。

しかも止まることが無い。

太ももの辺りも濡れた感じがする。

幸い深夜ということもあり、人は歩いていな

い。

そして自宅までもう少しだ。

ボクは自宅に帰り、すぐシャワーを浴び、少

し寒かったこともあってお風呂を入れ、湯舟

に浸かることにした。

『しかし、こんなことになるなんて…』

『これが続くようになると不味いな…』

『漏れても大丈夫なようにしないと…』

ボクは湯船に浸かりながら対策を考えていた。

翌日、ボクは仕事の合間を縫ってドラッグス

トアに行き、大人用のパンツタイプのオムツ

を購入した。

これからはオムツ着用の毎日だ。

オムツはちょっと抵抗あったが仕方ない。

漏らすよりはいい。

オムツをしてからは、少し安心できるように

なった。

万が一あってもオムツが受け止めてくれる。

だが、その万が一のオムツからも漏れてしま

うことがあった。

パンツのゴムの間から太ももに流れ出してく

るのだ。

『そうきたか…』

ボクは再び対策を練った。

もう少し吸水性を高めようと、痔ろうで排膿

されたときに使用している快適パッドの男性

用をオムツにつけることにした。

これで少しは安心できる。

こうしてボクはオムツ生活に入ったのである。

ーつづくー

ヒロ田

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