第145話 ストーマのための入院十四日目も高熱続き

第145話 ストーマのための入院十四日目も高熱続き

2016年4月5日。入院十四日目の朝がきた。

相変わらず熱が出ている。朝7時の段階で39.1℃だ。

1日3回の抗生剤が7時30分からスタートする。

看護師「それじゃ抗生剤の点滴つないでいきますねー」

ヒロ田「はい、お願いします」

看護師「そうだ、明日、WOC(ウォック)の看護師からストーマの説明があるの

聞いてました?」

ヒロ田「あっ、前に聞いてましたけど、あの後から熱出たので延びるのかなーと

思ってたんですけどね…」

看護師「そうですねー、体調があまりにも悪ければ延期になるかもしれませんけど

今のところ予定通りやる予定です」

ヒロ田「そうなんですね。その時に聞きたいことというか確認したいことがあるん

ですけど、その時に聞けるんですよね?」

看護師「もちろんです。何か気になってることとかあれば聞いてください」

ヒロ田「わかりました」

看護師「それじゃあ、またあとで来ますね」

てっきりストーマの説明は延期かと思っていたのだが、予定通り行われるようだ。

これは少し望みが持てる。

『順調にいけば来週手術できるのでは…?』

そんなことを思う。

ただ、ストーマの説明は、できれば熱が下がってる状態で話を聞きたい。

何とか熱が下がるよう祈るしかない。

2016年4月6日。入院十五日目の朝がきた。

願いが通じたのか、朝起きると熱が下がっていた。

看護師「熱下がって良かったですねー」

ヒロ田「いやー、ホント良かったです。少し熱あっても説明くらいは聞けるなと

思ってたんですけど、でもやっぱり熱無いほうがいいですもんね」

看護師「そうですよねー、熱あると話が頭に入ってこないかもしれないですもんね」

ヒロ田「そうですね。ところで説明って何時くらいかわかります?」

看護師「それがまだわからないんですよ。あと、レントゲン検査もあるみたいなので

どちらも時間わかったらお伝えしに来ますね」

ヒロ田「はい、お願いします」

『朝は熱が下がっていたけれど、これから上がっていくわけではないだろうな…?』

ボクは急に不安な気持ちになってきた。

熱が下がったといっても昼にかけて熱があがるかもしれない。

ボクは念のため最悪なことも考えた。

最悪は高熱が出て説明を聞くことになるのだが、解熱剤を打ってもらえれば数時間は

熱が下がる。

それでどうにかなるな…と。

看護師「ヒロ田さーん、時間決まりましたー」

看護師さんが病室に入ってきた。

看護師「今日のストーマ説明、14時~15時の間に来てくれるようです」

ヒロ田「あっ、どこに行けばいいです?」

看護師「病室にいてもらって大丈夫です。WOCの看護師が迎えに来て、おそらくこの階の

別室に移動して、そこで説明すると思いますので」

ヒロ田「わかりました。じゃあそれまで待ってますね」

看護師「あと、レントゲンなんですけど、ストーマの説明終わってから行くので、病室に

戻ってきたらナースコール鳴らしてもらっていいですか?車イスで迎えにきますので」

ヒロ田「わかりました」

ストーマにするということを決断してから、自分でいろいろ調べ、それなりに知識は

ついたように思う。

けれど、それはあくまでも頭の中での話。

実際ストーマになって経験を積んでいるわけではない。

ここはやはりプロの人から話を聞きたいところだ。

そんなことを思っていると、主治医とIBDチームの医師が来た。

主治医「熱下がったようだね」

ヒロ田「そうですね、今のところ大丈夫です」

主治医「それで手術なんだけどさ、今のところ予定では4月21日木曜日で調整して

るんだよね」

ヒロ田「早くてその日なんですよね?」

主治医「そうだねー。今回熱出ちゃったし、その他にも栄養がちょっと不足してる

からさ、今すぐ手術やっても持たないと思うんだ。というかね、栄養状態悪いと手術

しても傷口の治りが悪かったりして、退院が長引いたりすることもあるから、ここは少し

栄養状態を良くすることに力いれたほうがいいわー」

ヒロ田「そうですかー…。しょうがないですよね。まずわかりました。あっ、今日WOC

の看護師さんからストーマの説明聞きます」

主治医「あっ、そっか今日だったか。今後、手術に向けて外科の先生からも話があっ

たりすると思うからー。まずIVHで高カロリー点滴できないから、普通の点滴でやって

いくしかないんだけど、とりあえず何か対策を考えてみるわー」

ヒロ田「はい、お願いします」

手術は4月21日木曜日で検討中のことだった。

『今まで入院してた期間と同じくらいの入院がまた必要になるのか…』

『今日からまた約二週間の入院て…』

そんなことを考えると、一瞬、絶望的になったが落ち込んでもいられない。

ボクは頭を切り替え、4月21日木曜日まで頑張ろう。いや、この大変なトイレ通いも

あと約二週間で終わるのなら頑張れる。

そう考えるようにしたのである。

ーつづくー

ヒロ田

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