2016年6月10日の今日は、WOCナースの方にストーマトラブルのことを相談しに病院へ…。
5月12日に退院してから約1ヶ月が経過した。
思い返すと、退院して2週間くらい経った頃から、ストーマ装具の交換は1日~2日で交換ということが多くなってきていた。
通常であれば3~4日での交換と言われているのだが、ボクの場合は何かが原因で1日~2日での交換が必要となっていたのだ。
その何かがわからず試行錯誤しながらやってはきたものの、改善することなくこの日まできた。
万策尽きたボクは、WOCナースの方を頼ることにした。
約2週間待てば消化器内科の診察があったので、その時に診てもらうということもできたのだが、とてもそこまで待てるような状況ではなかった。
林田さん「ヒロ田さん、なんか電話でストーマトラブル続いてるって仰ってましたね」
ヒロ田「そうなんです。つい先日は1日に2回交換ということがあったり…」
……ボクは今まであったことを大まかに説明し、自身が交換時、剥がした時の面板を写真に撮り、その画像を見せたり、同時に装具の交換をWOCナースの林田さんと一緒にしながら今後の解決策について話し合った。
そこでわかったことは、
①ストーマのサイズが変わってきたこと(手術後よりは少し小さくなってきた)
②へその窪みが原因ではなく、ストーマ周りの治りかけの傷が原因で漏れにつながっている。
とのことだった。
ヒロ田「漏れることが気になるので、装具の交換を毎日やってもいいと考えてるんですよ」
林田さん「でもそれだったら今使ってる装具だと金額的にもったいないというのもあるし、それ以上に、毎日換えると皮膚に負担がかかってしまうんですよね」
「もし毎日交換するんであれば1日交換用の皮膚に優しいタイプの装具に変えたほうが良いかもしれませんねー」
ヒロ田「ということは皮膚に優しい分、剝がれやすいってことですか?」
林田さん「そうですねー、今使ってる面板よりは剥がれやすいですね」
ヒロ田「それだと今より、もっと漏れに対して気にしなければいけないですもんね…」
林田さん「いま皮膚保護剤のモルダブルリングを使ってるって仰ってましたもんね?」
ヒロ田「はい、使ってます」
林田さん「じゃあ、モルダブルリングの4分の1を臍の窪みを埋めるように使い、残りの4分の3をストーマ周りで使いましょうか」
ヒロ田「あっ、そうですね、それで試してみますか!」
林田さん「あと、パウダーというのがあって、ストーマ周りの皮膚にかけておくと多少漏れづらくなるかも…」
ヒロ田「パウダーってどう使うんですか?」
林田さん「えっと、いつも通りストーマ周りを洗浄して綺麗にしてから、ストーマ周りの皮膚にパウダーをかけて皮膚保護剤(モルダブルリング)を貼りつける。その上から面板(プレート)をつける感じですね」
ヒロ田「あー、じゃあそのパウダーってやつも買ってみますね!」
林田さん「買う前にサンプル貰えると思うので、サンプル使ってからでも良いかもしれません。ちょっとここにはサンプルが無いので、メーカーに言ったら貰えると思います」
ヒロ田「わかりました。早速聞いてみます!」
ストーマの大きさは、これからまだ小さくなっていくようだ。
だいたい落ち着くのが3ヶ月くらいとのことだったので、あと2ヶ月くらいは試行錯誤しなければいけない。
ただ、パウダーを使ってみるなどの情報も得ることができたので、ボクは早速パウダーのサンプルを電話で取り寄せることにした。
2016年6月13日、WOCナースの林田さんに相談してから3日目。
装具交換する日が来た。
退院して二週間後から今までのストーマ装具交換は、持って2日だったのが、とりあえず3日持ってくれた。
どんな状態なのか気にしながら装具交換する。
『おっ、やっぱり左側が溶けてるな…。1cmくらいかなー…。』
『交換時期としては3日でちょうど良かったのかも…』
『もし身体をあまり動かさない日が続くのであれば4日でもいいのかな…』
そんなことを思いながら、今回3日交換で大丈夫だったのはなぜか?を自分なりに考えてみた。
●まず面板のカットは、ストーマサイズに合わせてカットしたことは良かったと思うなー…。
●あとモルダブルリング(皮膚保護剤)を臍に4分の1を使って、残りの4分の3をストーマ周りで使ったというのは良かったかな…。
●あとはやっぱり林田さんが教えてくれたパウダーのおかげかな…。パウダーをストーマ周りにかけてからリングをつけたのは良かったんだと思うなー…。サンプルお願いしたけど購入しても良いな…。
ここ数日、良くて2日、ほとんどが毎日の交換だったり、1日2回の交換もあったりしたので3日での交換は上出来だ。
悪い点などない!
少し安堵したボクは、今までの大変さを忘れ、気持ちも何となく前向きになってきた。
しかし、この数日後、もっとも恐れていたことがボクの身に起こるとは、このとき想像だにしなかったのである。
ーつづくー
ヒロ田