えっ?こんなものまで痔ろうの穴から出てくるの?
睾丸のところにできた痔ろうの穴から便が出てきたのにはショックだった。しかし、このあと便はかわいいものだと気づくことになる。ある時のトイレでの出来事だ。用を足し終わったあと、睾丸のところにできた痔ろうの穴から便が出ていないか気になったボクは覗いて見てみることにした。
泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生
睾丸のところにできた痔ろうの穴から便が出てきたのにはショックだった。しかし、このあと便はかわいいものだと気づくことになる。ある時のトイレでの出来事だ。用を足し終わったあと、睾丸のところにできた痔ろうの穴から便が出ていないか気になったボクは覗いて見てみることにした。
ボクの痔ろうはどんどん進んでいく。睾丸付近にできた痔ろうも、次に睾丸付近ではなく【睾丸】の場所に膿が溜まるようになってきた。前から気になっていた尿道も近くなってきた。尿道とつながるのではないか?もしくは睾丸とつながるのか…?
睾丸付近に溜まった膿は、膨れ上がり赤くなっている。『このまま勝手に破れてくれたら楽になるんだけど…』そう思っているのだが中々破れることは無い。睾丸付近だから覗き込めば膨れ上がっているのが目視できる。どんどん膨れ上がり皮膚の赤身は増してきた。
ボクの体調不良は決まって痔ろうの悪化から始まる。膿が溜まり、切開していれば切開しているところから膿の排出はあるのだが、切開されていないところに溜まると痛みが出てきて切開が必要になる。そんなある時、睾丸付近にも膿が溜まってきた。
クローン病の症状は、下痢、微熱、倦怠感、貧血…など基本的に同じような症状があったとしても、人それぞれ違う症状で苦しんだりする。主に腹痛で苦しむ人が多かったり、痔ろうで苦しんだり、またはその両方だったり…。ボクは腹痛は無く痔ろうで苦しんだ。
1回目の痔ろうのあと、2回目の痔ろうになるまで半年くらいある。その間にトイレの回数はどんどん増え、立ち眩み、だるさ、体重減少、下血…。こういったことが起きていたある日、テレビで大腸がんの特集をやっていた。もしかして大腸がん?
いま思い起こせば…という話になるが、好きなものを食べ、お酒も毎日のように飲み、睡眠不足の日々を過ごしていた20代後半。ある時から体に異変が起きてきた。しかもいきなりではなくじわじわと。。。
クローン病と診断されたのは痔ろうが始まりだった。クローン病と診断される半年くらい前、ボクは肛門に痛みを感じていた。その痛みが、のちにクローン病と診断されることになる。