第201話 ストーマ(人工肛門)にしてから約9ヶ月経っても定期的に漏れがある

第201話 ストーマ(人工肛門)にしてから約9ヶ月経っても定期的に漏れがある

2016年10月19日に病院でWOCナースの方にストーマ装具の交換と状況を確認してもらい、他に自身がストーマについて不安なこと、気になっていることを聞き、病院を後にする。

面板(プレート)の端っこが剥がれやすくなってきている原因の1つに、肌の乾燥というのがあったので保湿ローションを注文する。

病院に行って数日経った2016年10月24日5時30分頃、またもや漏れがあった。

昨晩、お風呂に入った時にへそ側の方向の面板(プレート)が、何となく溶けてるように見えたので、明後日交換する予定だったが、今日交換する予定ではいた。

しかし、その交換前に漏れてしまった。

今回は、1番最初の漏れと同じで面板(プレート)の剥がれではなく、パウチ(袋)が面板(プレート)から外れていた。

どうして外れたのか?

その理由はわからないが、考えられるとしたら…

①パウチ内でパンパンに膨らみすぎたことがきっかけで、面板(プレート)とパウチ(袋)をロックする留め具が外れてしまった…?

②以前、一度だけ何もしていないのに留め具が壊れてしまったことがある。交換した翌日に壊れたので、パウチだけを新しいものに換えたことがあるのだが、今回もその時と同様、何もしていないのに留め具が壊れてしまったか…?

それ以外には考えられないのだが、原因は未だわかっていない。

そんなことを考えながら、ボクはすぐに浴室へ行き交換する。

面板(プレート)を剥がしてみると、昨晩チェックした箇所(へそ側の方向で溶けてるように見えた箇所)は、大きく溶けていたので、遅かれ早かれ今日交換しなければ漏れていただろう。

注文した保湿ローションは残念ながらまだ届いていない。とりあえずローションなしで面板(プレート)を貼り、パウチ(袋)をつける。

その後ローションが届いたので装具交換から3日目で交換し、保湿ローションに期待することにした。

しかし、10月30日深夜2時頃、お腹の辺りが何となく冷たく感じたため飛び起きた。

すると、腹巻が若干濡れるくらいの小さな漏れを発見。

朝起きた時に交換しようと考えていたので装具交換の準備はしている。

すぐに浴室へと向かう。

思い返すと、昨夜お風呂に入っているときに面板(プレート)上部が若干剥がれてきていた。そのため入浴後にテープを貼って補強し、朝起きたら交換しようと考えていた。

面板(プレート)を剥がしてみると、へそ側の面板(プレート)内部で漏れが発生し、面板(プレート)に少し隙間ができ、そこから少量の漏れが発生したということがわかった。

保湿ローションを塗り、いつも通りきっちり貼り付けをし完了。

それからは問題が起きることなく、3日に1度の装具交換で11月は何事も起きることなく乗り切った。

2016年12月11日朝5時頃、再び漏れが発生。

ただ、この時は、すでに目が覚めていて、仰向けで布団の中にいたのだが、何気なくお腹を触ってみると、何となく濡れてる感じ。

ボクはすぐに起きて確認する。

すると、うっすら面板(プレート)の端っこが濡れてきているではないか!

すぐに交換へ向かう。

目が覚めていたということもあり、すぐに対応したため布団などへの被害はなし。

2017年1月2日朝6時50分頃、再び漏れが発生。

この時も起きていたため被害は最小。

原因は、皮膚の炎症(内部で漏れたりすると皮膚が炎症する)が原因で面板(プレート)が剥がれやすくなっているというのが原因だろう。

2017年1月23日朝5時20分頃、久々に大きな漏れが発生。

いつも深夜2時頃にオシッコで目が覚めるのだが、この時ばかりは爆睡してしまった。

気づいた時にはパウチ(袋)が外れ、お腹やタオルケット、シーツ等にも漏れ…。

すぐに浴室へ行き交換する。

『またパウチ(袋)が外れたな…』

『パウチ(袋)が膨らみすぎたのか…?」

『今回は珍しく1回も起きることなく爆睡しちゃってたもんな…』

『途中起きてたらこんなことにならなかったか…?』

『そんなことより治りかけてた皮膚の炎症はどうなってる…?』

最近、面板(プレート)内部で漏れてることもなかったので、皮膚の状態が良くなっていってる時だった。

しかし、今回の漏れで、せっかく治りかけていた皮膚もさらに悪化してしまった。

その後は、漏れたらどうしようか?という不安な気持ちを持ちながらも、何とか過ごす。

2017年2月12日朝8時30分頃、オシッコでトイレに行ったときに面板(パウチ)を確認。

端っこが剥がれて漏れが発生しそうな気配だったのですぐに交換する。

2017年2月14日朝3時30分頃、オシッコで目が覚めた時にパウチ(袋)を確認したところ、パンパンに膨らんでいて、同時に面板(プレート)が剥がれかかってきた。

浴室に行き、面板(プレート)を剥がしてみると、へその上あたりが溶けていた。

内部で漏れたことにより、皮膚がヒリヒリ痛くなり、赤みも出てきた。

『漏れるって困るな…』

ストーマにしてから約9ヶ月、こんなに漏れが重なるとさすがに辛い。

幸いなことに、漏れた翌日2月15日は病院の定期受診日だ。

WOCナースの方に相談しないと…。

ストーマ(人工肛門)にしたことでトイレの回数が劇的に減ったことは大変ありがたいことだ。

しかし、ここまで漏れが多いと、仕事中漏れたら…、人と会ってるとき漏れてきたら…、外泊しているときに漏れてきたら…?

そういった不安を抱えて日々過ごすことになる。

ボクは、明日病院に行って解決策はないか相談しようと決めたのである。

ーつづくー

ヒロ田

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