痔ろう手術(シートン法)

痔ろう手術(シートン法)

痔ろうは、下痢が続くとなりやすいらしい。

特に男性に多いようだ。

ボクも軟便に始まり、何れ下痢となり、

1日2回の回数を1年くらい続いたとき、

お尻(肛門)に痛みが出てきた。

最初は単なる一般的な痔ろうだと

思われていたが、後にクローン病に

よる痔ろうということだった。

何が違うのか?

医師の話によると、一般的な痔ろうは

膿が外に排出されると、膿の管(瘻管)が

できるため、それを手術して取ってしまった

ほうが良いとのことだった。

しかしボクの場合は、クローン病が治らない限り

取ることはできないとのこと。

取ることができないというより、取っても取っても

また新たにできてくるから、キリがないということだ。

そのため、シートン法と言って

膿の通り道の瘻管にゴムを通して

縛って輪を作る。

そのゴムがきつくなっていき、

最終的に瘻管がゴムによってカットされ、

綺麗に治っていく。

注:実際のゴムとは違います。

それがシートン法なのだが、

ボクの場合は、あえて緩く縛って輪を作る。

そうすることで、カットされることは無く、

穴があきっぱなしの状態。

そうすることで、膿が溜まらずに

痛くなることもない。

膿が溜まって、外来で局所麻酔をして

その場で切開したのが今までで3回。

ただ、これだと切開したところが

月日が経つにつれ、閉鎖していく。

そうなると、また膿が溜まり

痛みが出てくるようになる。

それを避けるために、シートン法の

手術をするわけだが、これは今まで

5回はやった。

3箇所の病院でこの手術をしたことがある。

最初の病院で1~3回の手術。

1泊2日でもいいが、何かあったら困るので

2泊3日が良いとのことで、2泊3日コース。

麻酔は下半身麻酔。

麻酔は痛くないし、手術中も痛くなったりしない。

ただ、何せ上半身は元気だし

起きているから、医師が作業している音や

話している声が聞こえてくる。

さらに、電気メスで切るのだが、

切った時のニオイが何とも言えない。

手術時間は30分もかからないくらい。

2箇所目の病院では4回目の手術。

この時は、消化器内科でも検査が

必要だったりしたので1ヶ月の

入院期間での痔ろう手術。

麻酔は下半身麻酔なのだが、

最初に1回目の病院と同じように

腰椎麻酔をする。

背骨に針を刺すのだが、これがホント痛くない。

その次に、すぐ横にさせられて

今度は眠るための注射。

注射されてる時からフラフラきて

そこから何もわからない状態。

気づいたら病室に戻っていた。

3箇所目は、日帰りでOKとのことだ。

仙骨硬膜外麻酔という麻酔で、

入院しなくても可能なようだ。

手術後、麻酔が切れるまで

2時間くらいは病院にいなければ

いけないのだが、それでもその日に

帰れるというのはうれしいものだ。

朝ちょっと調子悪くても、

帰りにはスッキリして帰れる。

びっくりしたのは、手術というから

手術室に入っていくと思っていたのだが

普通の外来のベッドで行われた。

3箇所のどのパターンが良かったか?

これは正直どれも悩む。

ただ、これだけは言えるが、

麻酔で寝てしまうと、本当に痛いところを

手術してくれない可能性がある。

下半身麻酔だと、痛みはないのだが、

どのあたりを手術しているか?というのは

だいたいわかる。

そのため、もし医師が肝心なとこやっていないな~

と感じたら、「あれ?ここやりました?」とか、

「ここにも膿が溜まってそうです」と言った

やり取りができるというメリットがある。

ボクは最初寝かされて手術なら良いな。

と思っていたが、実際、切ってほしいところを

切っていなかったので、手術したはずなのに

痛さは無くならなかった。

そう考えたとき、ボクは下半身麻酔、

それも日帰りで帰れる仙骨硬膜外麻酔が

一番良かったと思っている。

痛さはホント無いので、これから痔ろうの手術を

する方は怖がる必要はない。

躊躇せず手術を受けることで

ずいぶんと楽になるのだから…。

それではまた。

ヒロ田

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