胃カメラ…
嫌だな、、、と思ってる人は
多いだろう。
ボクも検査をする前は嫌だなと思っていた。
よく胃カメラが嫌だからバリウムで…
という方がいるようだ。
ボクからするとバリウムのほうが嫌だ。
と言ってもバリウムは注腸バリウムしか
したことが無く、胃の検査でバリウムを
したことがない。
なぜなら、、、
遡ること24年前。
ボクはキリキリと痛む胃痛に悩まされていた。
凄く痛いわけではないのだが、キリキリと
起きている間ずっと痛みがある。
小さい時、虫歯になって何となくジンジン痛いな。
という日々を数日送っていたことがあるが、
何となくそれに近い感じだ。
我慢できないわけではないが、ジンジンと痛んで
気になる感じのあの痛さだ。
胃痛が起きて3日間、気になりながらも
いつか治るだろうと放置していた。
しかし、4日目に突入すると、何か病気なのでは?
と気になってしまい、病院へと向かった。
一軒目の病院は、朝食を済ませて行ったため
エコー検査で終わり、今度胃カメラを勧められる。
薬をもらって終わり。
それからしばらくして(薬が切れたころ)、
また痛み出してきたので、今度は胃カメラが
上手だという評判の病院へ何も食べずに行った。
胃カメラする覚悟で行ったが、極力避けたいと
思っていた。
「朝ご飯食べてきてますか?」と医師。
「いいえ食べてきてないです」とボク。
医師「じゃあ胃カメラやっていきますか?」
ボク「胃カメラ以外の方法は?」
医師「バリウム検査ができます」
ボク「それをやったら胃カメラやらなくて
いいですか?」
医師「いえ、胃カメラは別な日に来て
やってもらったほうがいいです」
ボク「胃カメラやったらバリウムは
やらなくていいんですか?」
医師「胃カメラだけで大丈夫です」
バリウムで辛い思いして、また胃カメラも
やらなきゃいけないんだったら、いま胃カメラを
やる決断して終わらせちゃったほうがいい。
そんなことを5秒くらいの間に考え
胃カメラをやることにした。
そこは評判の良い病院だったからか、
胃カメラ検査をする人たちがたくさんいた。
胃カメラの検査をする前に、
準備室的なところに呼ばれ、胃の中を綺麗にする
水のようなものを飲む。
そのあと喉に麻酔をかけるため、スプレーのような
ものを喉にかけられ、数分間、喉にためておく。
それが終わると肩に胃の動きを止める注射をする。
これで準備OKだ。
検査室に呼ばれベッドに寝る。
口にマウスピースをつけて受け入れ態勢を
整えているうちに始まった。
看護師さんが近くにいて
力抜いてください。
深呼吸するように…と優しい言葉を
投げかけてくれるのだが、辛かった。。。
これが初めての胃カメラ。
その後、ボクはクローン病になり、
胃カメラを6回くらいやっている。
大腸カメラよりやってる回数は少ないが、
今となっては慣れっこになった。
クローン病と診断されて、初めて入院したとき、
やはり胃カメラの検査も必要だった。
この時は、生まれてから2回目の胃カメラという
こともあり、何せ1回目の胃カメラ検査から
8年くらいやっていなかったので、
憂鬱な気分になった。
しかしだ、、、
検査室に入ってベッドに寝ていると
「身体つらそうだから寝ながら検査するかい?」
と医師が言ってきた。
「えっ?寝ながらできるんですか?」
「うん、辛いようだったら寝たまま
検査することできるよ」
これは良いこと聞いた!
ボクは迷わず寝てやることを選択。
眠る注射をされてすぐ「それじゃ始めるよ~」と医師。
『いやいや先生まだ眠るクスリ効いてないって…』と
心の中で思っていた。
しかし、胃カメラがマウスピースに近づいてきた時から
記憶が無い。
起こされたときには検査が終わっていた。
それ以降、口から同じように一度だけ検査をしたが、
鼻から胃カメラができるようになってからは
鼻から検査をしている。
鼻からは眠りながらすることはできないらしいが、
しなくても問題ないくらい楽にできる。
ただ、ボクの場合、クローン病になって
栄養療法(エレンタール)をするときに、
鼻からチューブを入れてるので、
それで慣れたということなのかもしれないが。。。
医師の話では、胃カメラ画像は口からやる
胃カメラのほうが鮮明でわかりやすいそうだ。
なので、どうしても口からやるということに
なるのであれば、眠りながら検査を受けたいと
申し出たほうが良いと思っている。
ボクは近々、胃カメラの検査をするが、
鼻からでお願いしている。
やったことない検査は、怖さや不安が
つきものだ。
しかし、いま検査も楽に受けれるように
なってきているので、ちょっと気になることが
あれば検査してみることをお勧めする。
ではまた。
ヒロ田