プレドニン(プレドニゾロンという
呼び方もするようだ)という薬がある。
ここぞという時に使うステロイド剤。
長期に使うと副作用が出てくると
いうことで、ボクの場合は5日間
だけ使用したことがある。
ボクは主治医が3人変わった。
一番最初は、クローン病の診断を
してくれて、その後13年くらい
お世話になったA先生。
そのA先生が違う病院になり、
ボクもその先生にくっついて
病院を変わった。
ところがそこにはIBD専門の科が
あり、間もなくその科で受診することに
なる。
そこの主治医がB先生。
そのB先生には半年くらい
お世話になったが、治療方針に違いが
あり、A先生の元部下で今は大きな
病院にいるC先生を紹介してもらい、
ここ3年くらいはC先生に
お世話になっている。
そのA先生は、ステロイドをあまり
使いたくないといって、今まで使った
ことが無かった。
おそらくレミケードでアナフィラキシー
ショックなど副作用が出ていること
から、ステロイド剤での副作用も
懸念したと思われる。
その後、A先生からB先生へと
アナフィラキシーショック等のことも
すべて含めて引き継がれた。
しかし、B先生の治療方針は
A先生とまったく違うものだった。
ヒロ田さんのクローン病を
治してあげるから1ヶ月入院して。
そう提案してきた。
あまりにも自信ありげだったし、
ボクも今の体調が良くなるなら…
と仕事もあったけれど、思い切って
1ヶ月休むことにした。
そこでヒュミラ事件である。
A先生からレミケードやヒュミラは
ボクの身体には合わないと引き継がれて
いたはずだ。
しかしヒュミラをやろうということに
なった。
「大丈夫ですかね?」ボクは聞いた。
「ヒロ田さん、A先生は古い考え方。
ヒュミラの使い方でバッチリ
治るから。。。」
そう自信ありげに言われたボクは、
ヒュミラを試すことにした。
ところがだ。。。
喉に潰瘍ができるなどの口内異常が
起きてきた。
これがすごく痛い。
ご飯などの食べ物は当然だが、
水などの飲み物でもすごく痛い。
すぐB先生に「ヒュミラでの副作用
ではないか?」と申し出たが、
「クローン病が悪化したんだ」とのこと。
「ヒロ田さん、一発で治すから一週間
時間ちょうだい。」
またしても一週間入院。
そこで出てきたのがプレドニン。
※注:写真はイメージ
5日間それを飲んだ。
ところが今度は6日目に高熱。
プレドニンを徐々にではなく
一気に服用中止したことから
高熱が出たとのことだ。
一週間の入院がさらに一週間延び、
おまけに喉の痛みは何も変わらず。。。
退院したボクは、B先生に退院して
からもヒュミラを続けるよう
言われたが、それを拒否した。
その結果、徐々に良くなってきて
喉の痛みも治まったころ、ボクは
A先生のところに行き、この数ヶ月の
状況を説明した。
本当は、A先生に診てもらいたかったが、
B先生と同じ病院で、IBD専門の科が
あることから、A先生が診るのは
難しかったのだろうと思われる。
A先生から後日TELがあり、
元の病院の部下でヒロ田さんのことも
知ってるC先生を紹介するという
ことだった。
今そのC先生がボクの主治医となって
診てくれている。
結局ボクはC先生のところで
お世話になったころには、すでに
ボロボロ状態で、結果的に手術で
大腸を全摘し、ストーマ(人工肛門)
にすることになった。
そこから1年経過後、大腸カメラの
検査でストーマから20cmくらい
入ったところに潰瘍が確認された。
そして2017年12月28日から、
ここ1年採血結果もあまり良くないので、
ゼンタコートという薬を飲んでみる
ことになった。
このゼンタコートという薬も
ステロイド剤なのだが、副作用が
軽減されるように作られた薬で
全体ではなく、腸に効くように
作られた薬とのことだった。
2017年11月末から
連続して2ヶ月使えるとのことで、
まずは1ヶ月飲んでみて良くなれば
1ヶ月で終了だが、もしダメであれば
もう1ヶ月飲もうということになった。
初めて飲んだのが2017年12月28日。
1日1回朝に3錠服用する。
飲んで30分以内に胃の辺りというか
みぞおちの辺りが何となく痛い感じがした。
最初は、気のせいだと思っていたが、
飲むたびにみぞおちが痛くなった。
一週間経過したあたりから、
飲んだ後だけじゃなく、1日の中で
何回か痛みが出る。
その痛みを除くと、トイレの回数が
1日3~4回くらいと半減したので
効果はあったのかもしれない。
そのゼンタコートは2ヶ月続けたが
採血結果は以前と変わらず、
そして2018年4月末に大腸カメラ
をやってみたが、その結果も1年前と
変わらずだった。
C先生は、ゼンタコートもステロイドの
部類だから、継続して使うものじゃない。
これで効果が無いなら違う方法で治療
していくしかないね。
という見解だった。
ゼンタコートは、みぞおちの辺りの
痛さはあったが、それ以外の副作用
症状はなかった。
みぞおちの辺りが痛くなるのが
副作用だったのかもしれないが。。。
ちなみにストーマの手術をする前に、
プレドニンを今までどれくらい使用
しているのか、外科の医師がすごく
気にしているとのことだった。
ボクは、B先生以外に使用されたこと
はなく、A先生はステロイドを使いたく
ないと言っていた先生なので、使ったのは
そのB先生の時くらいです。
と伝えたら、「A先生に出会えたのは
良かったですね!」と言っていた。
というのも、ステロイドを使いすぎて
いると、手術後の傷の治りが遅くなる
ということを外科の医師は気になって
いたようだ。
もし今後ステロイド剤の使用が
必要となった場合は、治るからと
言っても、安易に使用しない
ほうが今後のためだ。
そう思っている。
ではまた。
ヒロ田