
第20話 タバコとコーヒーそして具なし味噌汁
タバコはクローン病と診断される前に、不味くて止めていたのだが、体調が回復してくると同時にタバコが吸いたくなってきた。タバコはクローン病には良くないと言われている。しかしボクは吸いたい欲求が強くなり、とうとう1本恵んでもらって吸ったのだ。
泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生
タバコはクローン病と診断される前に、不味くて止めていたのだが、体調が回復してくると同時にタバコが吸いたくなってきた。タバコはクローン病には良くないと言われている。しかしボクは吸いたい欲求が強くなり、とうとう1本恵んでもらって吸ったのだ。
退院してからは自宅でエレンタールの摂取だ。ここで1つ問題が出てきた。病院内では点滴スタンドを借り、そこにポンプと言われる機械をセットしてエレンタールを滴下していた。しかし退院すると点滴スタンドが無い。考えた結果、ボクはホームセンターへ向かうことにした。
エレンタールでの栄養療法をするために、鼻からチューブを入れなければいけない。初めてのチューブ挿入は三度目の正直で挿入に成功した。このまま順調にいけば予定通り一週間後には退院できる。目の前が明るくなってきた。
初日の外出から戻ってきたボクは、病室へ戻り病衣に着替え点滴、そして初めての鼻チュー(鼻からチューブ)が待っている。これができるかできないかで退院日に影響が出る。体調が良くなってきたボクは、早く退院して仕事に復帰したかった。
膝と踝の関節痛が治らなければ退院が延びる可能性がある。さらに外出することもできない。自分の店がオープンしているにもかかわらず、一度も店に出たことが無い。何とか関節痛が治まり外出できるようにしたいものだ。そして入院7日目の朝が来た。
辛い検査だと思っていた注腸バリウム、胃カメラの検査が終わり、のんびりしたいところだったがのんびりもできない。なぜならボクは膝と踝の関節痛に、腫れあがって熱ももっていたため歩くのがやっとだったのだ。さらに、膝と踝の痛みが取れなければ栄養療法がスタートできないとのことだった。
人生二度目の胃カメラの日がやってきた。テレビを見て待っているが、ただテレビがついているだけの状態だ。いつ呼ばれるのか…と落ち着かない。しかも初めてやった胃カメラが苦しかった。あれが再び…と思うと憂鬱だ。。。そしてボクは検査室へと呼ばれた。
女性医師から「クローン病は食べれる病気だと思わないほうがいい」と言われたボクは、次の日の胃カメラ検査を考えていただけで暗い気持ちになっていたのに、女性医師に言われたその一言が輪をかけてボクの気持ちを暗くした。しかし、数時間後ボクは暗い気持ちから明るい気持ちへと変わっていったのである。
注腸バリウムが終わり、ホッとしたボクはスッキリした気持ちで病室へ戻った。『これでのんびりできる』と思っていたのだが、、、。なんとバリウムを出すための下剤が待っていた。下剤に始まり下剤に終わる。。。だ。一気に暗い気持ちになった。
入院してホッとしたのも束の間。入院翌日からしばらくは検査が続く。その中でも嫌だなと思っていた検査が注腸バリウム。口から飲むのも嫌だっていう人がいるのに、お尻からバリウム入れるってどうなんだ…?そう思っていたからだ。よりによってその検査が一番最初の検査だった。