第117話 生食を変更しても輸液剤はスムーズに流れない?
生食(生理食塩水)20mlをフラッシュすることで、詰まることはないだろう。そう期待しながら自宅に帰ってきた。夜、ボクは20mlの生食でフラッシュしてから高カロリーの点滴をスタートさせた。翌日、朝起きてからも同じように20mlの生食をフラッシュし仕事へと向かう。
泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生
生食(生理食塩水)20mlをフラッシュすることで、詰まることはないだろう。そう期待しながら自宅に帰ってきた。夜、ボクは20mlの生食でフラッシュしてから高カロリーの点滴をスタートさせた。翌日、朝起きてからも同じように20mlの生食をフラッシュし仕事へと向かう。
久しぶりに高カロリーの点滴をスタートさせた。今回は針を一週間ごとに交換するため、一週間は刺しっぱなしということになる。しかし、針を刺しっぱなしにすることで、輸液剤がチューブの中で固まらないか?ということはどうしても気になってしまう。
院外薬局にFAXするため、一緒に看護師さんと歩いていると、こう聞いてきた。看護師「ヒロ田さん針を刺したのは確認できたので良いんですけど、輸液剤につなぐやり方とか機械にセットするのは大丈夫ですか ?」ヒロ田「はい、大丈夫です。覚えてますので」
初診日から二週間後、ボクは再び新主治医のいる病院へと向かった。採血をしてから診察まで最低でも一時間は待つ。これはどこの病院も同じだ。採血結果が出てくるのが、急いでも50分~1時間くらいはかかるようで、どうしてもその間は待つしかない。
新しい医師と初めて会うこととなった。病院は、前主治医のいる病院よりも大きい病院だ。正直、大きすぎる病院というのは苦手。特に根拠も何もない。ただボクは人ごみが苦手なので、大きい病院=大人数がいるというイメージが強く、何となく行くのが面倒になってしまう。
ボクは、前の主治医に再び診察してもらうことになった。だが、前主治医と会ってから10日くらい経った頃だろうか…。病院からボクの携帯に電話が来た。電話に出てみると、前主治医からだった。前主治医「あっ、ヒロ田さん、電話大丈夫かい?」