第98話 退院後1ヶ月以内に再び体調不良で喉の痛み

第98話 退院後1ヶ月以内に再び体調不良で喉の痛み

2014年7月6日、体調が優れない。

いや、7月4日金曜日に病院に行ったから、

少しは良くなったと言ったほうがいいか…。

7月2日と7月3日が一番体調が悪かった。

まず熱が39度くらいまで上がった。

それと喉が痛い。

もちろん痔ろうも悪化している。

膿が溜まっているようだ。

こういった症状が出始めたのは、6月20日

くらいからだろうか…。

退院してから一ヶ月経っていない。

事の始まりは、何となく喉が痛い感じになり、

風邪なのかな?と最初は思ったけれど、どう

も風邪の時の喉の痛さとは違う。

ヒリヒリ痛むような感じだ。

特に塩気のあるものを食べると痛くてどう

しようもない。

そのため結果的に食欲は無くなっていく。

またそういう時に限ってなのか月末だからか、

仕事が集中的に忙しくなってきた。

寝不足も続いた。

そのためか5月に入院する前と似たような症

状になってきた。

大した食べてないのにトイレに行きたくなる。

しかも水下痢っぽいから、トイレのタイミン

グを間違うと漏らす。

こうなってくると厄介だ。

なぜなら、漏れそうになるのを抑えようと、

肛門に力を入れても痔ろうで切開している

本来、膿を排膿する穴から便が出てきたり

するからだ。

更に、なんとなく身体もダルい。

まだ、この時は熱を測っていなかったが

おそらく37度5分あたりを行ったり来たりと

いう感じだろう。

それでもボクは、5月の入院で仕事を休んで

いたため頑張って仕事を続けた。

いま思えば、それが良くなかった。

無理に頑張る必要はない。

適度に働き、適度に休む。

それをやらないと体調がどんどん悪くなる。

けれどボクは無理をしてしまった。

そして7月2日の仕事終わりに、ボクは7月3

日の仕事を休む決断をした。

自宅に帰り熱を測ってみると、37度5分。

明日は1日寝ていよう。

そう決めて、ゆっくり寝ていた7月3日の夕方、

あまりにもダルいから再び熱を測った。

39度だ。

動く気力もない。

とにかく7月4日になっても熱が下がらなかっ

たら病院へ行くしかない。

そう決めて早めに寝た。

7月8日火曜日はボクの予約した診察日だ。

あと4日もすれば診てもらえる。

けれど7月4日の午後ボクは決めた。

今日診てもらおうと…。

熱は39度だ。

あと4日このままでいるのはキツイ。

時間はすでに16時を過ぎている。

診察はやってない時間だが、電話をしてみた。

するとすぐに来てくださいとのことだった。

ボクは準備し、病院へと急ぐ。

看護師「先に点滴とか採血にする?それとも

先生と話す?」

ヒロ田「点滴とかしてる時間がないので、

先に先生といいですか?」

看護師「それじゃ、まず熱だけは測っておい

て」

そう言って手渡された体温計を脇に入れた。

ピピ、ピピ、と音が鳴り脇から取り出して

みる。

【36.4】

『えっ?36度4分?』

ヒロ田「あれー、36度4分なんですけど何か

おかしいですねー」

看護師「あら?ちょっと違うので測ってみる

かい?」

そう言って違う体温計を持ってきた。

ピピ、ピピ…

【36.1】

えっ?36度1分?

ヒロ田「あれ?あんまり変わらないです」

看護師「外に出たから身体が一瞬冷えたかも

ね」

ヒロ田「えー、そんなことあるんですね」

そんなことを話しているとIBD専門の医師

(以下IBD医師)が来た。

IBD医師「どうしたの?熱出て喉痛いって?」

ヒロ田「なんか入院前と似たような感じです。

膿が溜まって…」

IBD医師「あれ?風邪とかそっちじゃなくて

かい?」

ヒロ田「いや、喉も痛いというかヒリヒリは

するんですけど…」

IBD医師「どれ、ちょっと喉見せてみて」

そう言ってIBD医師がボクの喉を見始めた。

IBD医師「あれー、潰瘍になってるわ」

ヒロ田「えっ?潰瘍ですか?」

IBD医師「うん、扁桃腺が腫れてるんじゃな

くて喉にところどころ潰瘍ができてる。

コレはしみるっしょ?

しょっぱいもの食べたりとかしたら…」

ヒロ田「そうなんですよー。なので、ほとん

ど食べないようにしてます」

IBD医師「ヒュミラは自分で打ってるかい?」

ヒロ田「はい、打ってます。」

IBD医師「いつ打ったんだっけ?」

ヒロ田「7月3日に打ちました」

IBD医師「喉がこうなるってことは効いてな

いってことなんだよなー…。

ちょっとお尻見せてもらえるかい?」

ボクは、診察室のベッドに横になった。

まずはIBD医師がお腹を押しながら腸に痛み

がないかチェックしている。

特に問題はなさそうだ。

そして、お尻をチェックする。

IBD医師が膿の溜まってる箇所をちょっと

押しただけで排膿されてきた。

もっともっと力強く押してくる。

ヒロ田「あっ、ちょっと痛いですね」

IBD医師「ここ痛いでしょ?」

ヒロ田「そうですねー」

入院した時に切開しているから、その場所

から排膿はされる。

けれど切開している所が、膿の溜まってる所

と遠いため、排膿されずに溜まってしまい、

それが若干痛くしているようだ。

今回はIBD医師が膿の溜まってる箇所を押し

てくれたため、排膿されたことで、ずいぶん

楽になったのである。

ーつづくー

ヒロ田

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