第5話 これクローン病かもよ
微熱、倦怠感、下血、下痢、体重減少…。大腸がんの症状と似ていたことが気になり、ボクは血液検査をした。結果、ガンは無いとのことだった。しかし、CRP(炎症反応)が普通より高いのと白血球が高いので他の病気かもしれないとのことだった。
微熱、倦怠感、下血、下痢、体重減少…。大腸がんの症状と似ていたことが気になり、ボクは血液検査をした。結果、ガンは無いとのことだった。しかし、CRP(炎症反応)が普通より高いのと白血球が高いので他の病気かもしれないとのことだった。
肛門周囲膿瘍を切開してもらい、膿を排出したことで楽になったボクは有頂天になった!しかし、そこから下痢が止まることも無く、増えてく一方。気づけば1日5回はトイレに行っていた。そして新たな症状が出てきた。
恥ずかしい思いをして薬局で痔の薬(坐薬)を購入したが、1回入れた時のあの痛さが頭から離れなく、二度と使用することは無かった。しかし、痛くて耐えれなかったボクは、肛門科に行くことを決断する。
『健康な人は1日3回トイレに行くらしいよ』ボクは、1日2回で軟便だったのに、そんな情報を耳にして安堵していた。しかし、軟便だったものが下痢へと変わりトイレの回数も1日2回から3回へと増えていった。
あれは1999年頃。。。20代後半で離婚。いま思えば体力もあったし多少寝不足でも大丈夫だった。ちょうどその頃、小さい時から胃腸を壊したという記憶が無いボクが、軟便気味になってきた。『あれ?お酒を毎日飲んでるから…?油っぽいもの食べすぎか…?』そんなことを思っていた時期だ。
2009年12月21日11時30分頃ボクは手術室へと入っていった。クローン病と診断されて手術だけはしないように…と考えていたのだが、クローン病と診断されて約7年半後に手術をすることになった。
プレドニンとゼンタコート。共にステロイドだ。クローン病でここぞというときに使うのだが、良くなるからと言って安易に使うものじゃない。今より体調が良くなるのであれば…とどうしても思ってしまうのが心情。しかし今後のことを考えて慎重に使って欲しい。
いまボクは毎月1回病院に行き、採血してストーマ外来、主治医と採血結果を見て今後の治療や検査等の話をする。そこで必ずもらって帰ってくるのが処方箋だ。そんなクローン病の飲み薬を書いてみる。
GCAP(顆粒球吸着療法)をやってみるかい?主治医からそう提案された。良くなるのであれば、治るのであればなんでもやってみたい。しかし副作用が気になる。さらに狭窄にならないかも心配だ。その2つの気になることはクリアできるのか?ボクは医師に聞いた。
レミケード治療ができなくなったボクは、次にヒュミラ(アダリムマブ)の提案があり、ヒュミラを受けることにした。レミケードと違うのは自己注射することだ。自宅で出来るので病院に行ったりしなくて良いから楽と言えば楽だ。