第128話 MRIポートの抜去が始まった
医師「それじゃ、ヒロ田さん顔にもこれかけますね」そう言いながら、布のようなものをボクの顔にかけてきた。医師「それじゃ消毒しますね」医師「麻酔します」医師がこれからやる作業を言ってくれるのは有難くもあるが、そのたびに力が入ってしまう。
医師「それじゃ、ヒロ田さん顔にもこれかけますね」そう言いながら、布のようなものをボクの顔にかけてきた。医師「それじゃ消毒しますね」医師「麻酔します」医師がこれからやる作業を言ってくれるのは有難くもあるが、そのたびに力が入ってしまう。
2人くらいの医師に電話をした後、主治医がボクにこう言ってきた。主治医「いやー、ボクが抜去してもいいんだけどさー、でも10年近くポート入ってるんでしょー?ちょっとくっついてたりしたらボクには自信ないからさー、慣れてる先生にお願いしたいのさー」
2018年10月17日~10月31日までイレウス(腸閉塞)で緊急入院した。その前日の10月16日。この日は一ヶ月に一度の診察日だった。採血結果はいつもと変わらない。変わっていたのは、朝からお腹が少し痛かったということだ。
2018年10月の採血結果は、9月の時とほとんど変わらず。9月の時と違うのは、少し腹痛があるくらいだろうか…。今年に入り、度々腹痛が起きるようになった。きのこやキャベツ、白菜など、少し食べすぎてしまうと腹痛が起きていた。
シートン手術が終わり、ボクはクローン病の診察へと向かった。13時~採血をして、14時過ぎから診察の予定なのだが、シートン手術後まっすぐ来たため予定より早く着きすぎた。時間は12時をちょっと過ぎたくらい。ただ、採血は早くても良いので、病院に着いてすぐに採血へ。
ボクのシートン手術が終わると、手術を担当してくれた医師は別な診察室へと移動した。看護師さんが、手術後の処理をしている看護師「ヒロ田さん、もうちょっとそのままで待っててくださいね。いま車いす持ってきます。麻酔がすっかり切れるまで別の場所で寝てもらいますので…」
ボクの寝ている診察台付近には看護師さんが1人と手術を担当する医師がいる。看護師さんとボクのカルテを見ているのだろう。手術の打ち合わせをしているようだ。麻酔は効いているのだろうか…?未だに、右足だけしか痺れていない。
仙骨硬膜外麻酔で痔ろうの手術をするということで、初めてのボクは少し緊張していた。一番最初が痛いと言っていた仙骨硬膜外麻酔(ボクは痛く感じなかった)も一回目が無事に終わり、後は時間を空けて麻酔が効いてるかを確認しつつ何回かに分けて麻酔をしていくとのことだった。
看護師さんの説明が続く。看護師「ヒロ田さん、手術が終わってからなんですけど、麻酔が覚めるまで病院内で寝て待ってもらうんです。それで8時30分に麻酔をかけても、すぐ効くわけじゃないので何回かに分けて麻酔していくんですよ」『麻酔を何回かに分けるって…?』
いろいろあったが2014年9月から新しい主治医が診てくれることになった。最初に処方してもらったのは高カロリーの点滴で、しばらく続けていると栄養状態は良くなってきているとのことだった。だが、同時に食事もしていることから、肛門周囲に膿が溜まりやすい。