第70話 疲れと寝不足から再び体調悪化
大腸のバルーン拡張術を終えたボクは、効いていたと思われたGキャップも『同時にやっていた抗生剤が効いたのではないか?』という結論になり、結果的にはGキャップをやっても意味が無いとのことでやらな くなり、ヒュミラも狭窄が進むのでやることはない。
泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生
大腸のバルーン拡張術を終えたボクは、効いていたと思われたGキャップも『同時にやっていた抗生剤が効いたのではないか?』という結論になり、結果的にはGキャップをやっても意味が無いとのことでやらな くなり、ヒュミラも狭窄が進むのでやることはない。
Gキャップ治療を始めた当初は、『Gキャップをやって効果があった!』そう主治医もボクも思っていた。しかし、その後も体調不良時にGキャップ治療を何度かやってはみたものの、効果はまったくでなく『あのとき効果があったのはなんでだ?』という疑問が出てきた。
大腸カメラで狭窄を2箇所確認してから初の採血日。CRP(炎症反応)の結果は、何と7.30だ。正常値が0.30以下なのだからかなり高い。『大腸の狭窄でこんなに高くなるのか?』『2日前、寒気があったのは大腸の狭窄からなのか?』
2日前に病院からもらってきたニフレックを朝から飲む。大腸カメラの検査の日だ。もう何度も大腸検査はやっているので慣れてはいるものの、朝からニフレックを飲むことだけは何度やっても慣れないものだ。1杯飲んでキレイになってくれれば楽なものだが…。
再びヒュミラをすることになった。左右の腕に2本、お腹の左右に2本を打つことにした。もう何度か在宅でヒュミラを経験していたボクは、お腹の左右を自分で打つことにし、さすがに腕は打てないので看護師さんにお願いすることにした。
前回やったGキャップで、体調が良くなってきたように感じていた。実際Gキャップが終わった日の夜から、トイレの回数が減ってきている。ボクはGキャップの効果が出てきたと確信に変わってきていた。
整体をするつもりで整骨院に行ったのだが、鍼治療を勧めてきたので(鍼のほうが自信あったのか?)5回の無料モニターを鍼で行うことになった。『鍼で体調良くなるのか…?』半信半疑に思いながらも鍼で体調が良くなるならこんな嬉しいことはない。
Gキャップ(顆粒球除去療法)当日、ボクは指示のあった通り30分前にユーパッチテープ(麻酔作用のあるテープ)を両肘の太い血管の箇所に貼り、人工透析室に向かった。少し予定の時間より早めに着いてしまったため、Gキャップの準備ができていなく、しばらく待合室で待つことになった。
インフルエンザを発症したことにより、再びクローン病が悪化したボクは、ヒュミラ(アダリムマブ)をやっていくことになる。結果的に、そのヒュミラも中止することになった。理由は大腸に少し狭窄ができてきたからだ。
中心静脈栄養ができるよう、皮下埋め込み型ポートの留置術をすることになったのだが、不安な点もいくつか出てきた。ボクは看護師さんが巡回してきたときに、不安に思ってることを聞いてみた。1つは、皮膚に自分で刺すことになるが痛くないか?ということだ。