第158話 IBDチームの山口先生が病室にボクの愚痴を聞きに来た
朝の回診が終わり、主治医やIBDチームの医師が病室から出ていった後も、ボクの気持ちは収まらない。『4月28日の手術が延期になったら一度退院させてもらおう』『けれどその後はどうする?』『一ヶ月とか二ヶ月後での入院を考えるか?』
泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生
朝の回診が終わり、主治医やIBDチームの医師が病室から出ていった後も、ボクの気持ちは収まらない。『4月28日の手術が延期になったら一度退院させてもらおう』『けれどその後はどうする?』『一ヶ月とか二ヶ月後での入院を考えるか?』
2016年4月15日、入院して二十四日目の朝を迎えた。昨日、予定していた4月21日の手術が、4月28日に延びたと伝えられた。入院してから二度目のIVH用カテーテルを先日入れたのだが、その入れたカテーテルの先に血栓ができたためだ。
2016年4月14日、入院して二十三日目の朝がきた。昨日は、IVH用に入れたカテーテルの先に、小さな血栓ができたということで、急遽ヘパリンの投与が開始された。点滴はすぐ終わるのかと思いきや、血栓が無くなるまで24時間ずっと点滴をするとのこと。
2016年4月13日、入院二十二日目の10時頃に検査したCTの結果、IVH用のカテーテルの先に血栓ができてる可能性がある。と、昼頃IBDチームの長塚先生が伝えにきた。『一度目は感染で高熱、二度目はカテーテルの先に血栓ができただと…?』
2016年4月13日9時30分頃、CT検査室に呼ばれた。高カロリーの点滴をぶら下げながらCT検査室へ。造影剤を使用するため単純なレントゲン撮影のようにはいかない。造影剤で気分悪くなったことはないか?糖尿病の薬は飲んでないか?といったようなことをいろいろ聞かれる。
2016年4月12日、入院してから二十一日目の朝がきた。今日の予定は特にない。あるのは普通の点滴から高カロリーの点滴に変わるくらいだ。昨日、IVH用のカテーテルを腕のところに入れたので、そこを利用して高カロリーの点滴が始まると思われる。
2016年4月11日月曜日の午後、14時45分頃だがIVHのカテーテルを入れるため透視室に呼ばれた。透視室に入ると鎖骨下に入れた時と同じように頭皮を覆うキャップを被らされ、医師や看護師も『これから手術をしますよ』という恰好だ。
2016年4月10日(日)、入院して十九日目の朝がきた。日曜日なので今日も特に予定はない。『しかし肛門をくり抜いて縫うと言ってるがどんな感じになるのかな…』『くり抜いた部分だけを上手く縫うってことか…』
消化器外科の本田先生と話し終えた後、ボクは病室へと戻り、父親はそのまま帰路につく。病室について時計を見ると11時30分だった。病室を出てから戻ってくるまで1時間20分てところか…。
初診を終えたボクは、父親と二人で消化器外科の待合室の椅子へと腰掛ける。『まさか初診があるなんて…』後で看護師さんに聞いてわかったのだが、新しく受診する科は必ず初診をしてからじゃないと次に進めないと言っていた。