クローン病の疑いがかかると、
避けて通れないのが大腸内視鏡検査だ。
肛門科の医師に、クローン病の疑い
(95%クローン病だと言われた)
がかかり、消化器内科で診断してもうらうよう
紹介状を書いてくれた。
紹介状を書いてもらったはいいのだが、
間違いなく大腸検査をすることが
予想できたので、行きたくないなと思っていた。
紹介状を書いてもらってから2日くらい
病院には行かなかった。
できればこのまま体調が良い方向に
いってくれないだろうかと願っていたが、、、
だるさ、微熱が出てきたので
このままだと仕事にも影響が出てくると思い
仕方なく病院へと向かった。
医師が紹介状を見てすぐに大腸カメラを
しなきゃダメだね。と言ってきた。
早いほうがいいけどいつがいいか?と。。。
仕事が忙しいので…と一週間後にしてもらった。
検査当日の朝、当時はニフレックという
下剤だったが、それを2リットル飲むことになる。
ポカリスエットっぽい味で最初はいけるかなと
思うのだが、コップ一杯で飽きてきた。
ただ、病院で気を利かせてくれて
フレーバーを用意してくれていた。
数種類あったが、ボクはリンゴをもらっていた。
それを入れて飲むことで、ずいぶんとスムーズに
飲めるようになった。
下剤を飲むんだから、当然トイレに通うのだが、
何がつらいって、この時のボクは、毎日5~6回トイレに
行っていたからお尻(肛門様)が痛かった。
しかも痔ろうになっているから余計につらい。
自宅で7時頃からニフレックを飲み、
13時30分頃の検査だったので、それに間に合うように
自宅を出るのだが、トイレに行きたい感じがあって
なかなか自宅から出ることができなかった。
だいぶ落ち着いたころを見計らって自宅を出た。
病院につくと検査室へ行き、
便の状態を聞かれる。
4枚の写真を見せられて、どの状態に近いか
聞かれ、もしカスが残っていたり
便が残っているようであれば、
浣腸とか、そういったことが必要になるようだ。
ただ、ボクの場合は問題なくパスできた。
次に着替え。
長病衣とぶかぶかの紙パンツをくれる。
お尻に穴が開いた紙パンツだ。
着替えが終わると順番が来るまで
中待合室のようなところで座って待つ。
検査室の準備ができたら看護師さんに呼ばれ
中へと入る。
薄暗い感じの部屋だ。
大腸にカメラを入れるというのはわかるのだが、
痛かったり、トイレに行きたくなったりしないか?
苦しくないのか…?
初めてのことだったから不安だらけだ。
そうこうしているうちに横に寝かされ、
まず血圧を測る。
※この写真はイメージ
血圧は数分間に一回、機会が勝手に動いて血圧
を測定するので、検査が終わるまでつけている。
さらに指の先に酸素濃度を測定するものをつける。
この二つはもちろん痛くもなんともない。
それから腸の動きを抑えるための
注射をする。
これは針が苦手な人は嫌かもしれないが、
検査受けることを考えると大したことはない。
看護師さんがいろいろやってくれていると、
そこに検査する医師が登場。
「ヒロ田さん、よろしくお願いします」
えっ、、、?
検査する先生って女の人…?
診察してくれてた男性の医師が
見てくれると思っていたのだが、
外来を担当しているので、女性の医師が
来たとのことだった。
いよいよ始まるのか…。
お尻を見た女性医師の第一声
「あら、ヒロ田さんこれは痛いね~。」
「お尻も狭くなってるね。これは痛いわ。」
「寝て検査しましょうか?」
えっ、、、?寝るってなんだ?
「これなら痛いと思うから、寝ながらやったほうが
楽に検査受けれると思う」
寝て検査できるのか~!!
ボクにとっては最高に喜ばしいことだ。
早速寝てやることをお願いした。
女性医師が看護師さんに指示を出す。
「ホリゾン1アンお願いします」
すると看護師さんがボクに、
「これから眠るお注射しますね。
ちょっと血管ビリビリ痛くなると
思いますけど大丈夫ですから」
そう言われた直後、注射を刺している針先の
血管からビリビリと痛みがきた。
その次の瞬間、何とも気持ちいい感じになり、
気づけば寝ていた。
起こされたときは検査が終わった後。
眠たくなる薬を使ったから、1時間くらい
ここで寝ていってくださいと
ベットに案内され1時間ほど寝かされ、
起きてフラフラしてなければ終了。
その後、診察となる。
検査が好きという訳ではないが、
数々ある検査の中では、寝てやれる分
ボクは好きなほうの検査に入る。
クリニックやあまり大きくない病院、
あと大きい病院でも医師が寝る薬を
あまり使いたがらないこともあるという
話を聞いたことがあるけれども、
極力、辛くないように検査する病院が
多くなっているようなので、
安心して検査を受けれるとボクは思っている。
ヒロ田