第170話 ストーマ手術翌日の朝はレントゲン検査
「ヒロ田さん、おはようございます」看護師さんの声が聞こえてきた。ヒロ田「あっ、おはようございます」看護師「ごめんなさいね起こしてしまって。採血していきますからー」ヒロ田「あっ、もうそんな時間ですか」看護師「もう少しで7時になりますね」ヒロ田「そうですか。さっきまで起きてたのに、気づいたら寝てました(苦笑)」
泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生
「ヒロ田さん、おはようございます」看護師さんの声が聞こえてきた。ヒロ田「あっ、おはようございます」看護師「ごめんなさいね起こしてしまって。採血していきますからー」ヒロ田「あっ、もうそんな時間ですか」看護師「もう少しで7時になりますね」ヒロ田「そうですか。さっきまで起きてたのに、気づいたら寝てました(苦笑)」
ボクがクローン病と診断された18年前、クローン病の治療の基本は絶食。まずは入院して、絶食をしながら点滴で栄養を補う。水分は、水とポカリスエットのようなスポーツ飲料のみ。
「ヒロ田さん、お父さんとお話しされますか?」遠くから看護師さんの声が聞こえてきた。ヒロ田「あっ、手術終わったんですか?」看護師「手術終わっていま病室に戻ってきましたよ。お父さんとお話しできますか?」
「ヒロ田さん、準備できたら一緒に行きましょうか!」手術室に行く準備をしていると、男性の方が立っていた。「外科医の市村です。準備できたらボクも一緒に手術室行きますので」
入院三十七日目の朝が来た。待ちに待ったストーマ(人工肛門)手術当日の朝だ。消灯時間に寝て起床時間にはきっちり起きるという規則正しい入院生活を送ってはいたものの、夜中だろうと関係なく便意は襲っ てくる。そんな便意のことを気にせず寝れる時間は1時間30分~2時間てとこだろう。
2016年4月27日水曜日、入院して三十六日目の朝がきた。待ち望んでいた手術まであと1日となった。『手術まであと1日だ。これで楽になれるぞ…』そう思ってはみるのだが、何せ常に襲ってくる便意で、ホトホト疲れ果てていることも確かだ。
前回に引き続き2019年10月~12月の採血結果や体調のことを書いていきたい。CRPは9月より若干上がったが、体調は特に変わりなし。だが11月、なんとCRPが上がった。
タイムリーではないが、2019年2月以降からの採決結果と体調のことなどを書いていきたい。3月下旬から4月にかけてストーマの皮膚トラブルがあったけれど、それ以外は落ち着いている状態。
父親 「じゃあ28日の11時くらいまでに来るようにするわー」 ヒロ田「あっ、ここで帰る?」…外科外来を出てからエレベーター前まで父とそんなやり取りをしながら歩く。エレベーター前で父親と別れ、ボクは病室へと戻った。
2016年4月26日火曜日、入院して三十五日目の朝がきた。今日は、消化器内科から消化器外科への移動日だ。外科医からの手術説明もある。やっと手術ができるという気持ちと、慣れた消化器内科を移動するのはちょっと面倒だな…という気持ちが重なり、夜中に何度も目が覚めた。