
第122話 痔ろうのシートン手術で初の仙骨硬膜外麻酔
看護師さんの説明が続く。看護師「ヒロ田さん、手術が終わってからなんですけど、麻酔が覚めるまで病院内で寝て待ってもらうんです。それで8時30分に麻酔をかけても、すぐ効くわけじゃないので何回かに分けて麻酔していくんですよ」『麻酔を何回かに分けるって…?』
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看護師さんの説明が続く。看護師「ヒロ田さん、手術が終わってからなんですけど、麻酔が覚めるまで病院内で寝て待ってもらうんです。それで8時30分に麻酔をかけても、すぐ効くわけじゃないので何回かに分けて麻酔していくんですよ」『麻酔を何回かに分けるって…?』
いろいろあったが2014年9月から新しい主治医が診てくれることになった。最初に処方してもらったのは高カロリーの点滴で、しばらく続けていると栄養状態は良くなってきているとのことだった。だが、同時に食事もしていることから、肛門周囲に膿が溜まりやすい。
少しおさらいするとボクのクローン病の始まりは肛門周囲膿瘍からだった。ある時、肛門の辺りに痛みを感じた。場所が場所だっただけに我慢していたのだが、一週間も経つとホント痛くなってきて我慢できなくなり肛門科へ。肛門周囲膿瘍を切開したら痔ろうとなる…
「ヒロ田さん、診察室へどうぞ」待合室で待っているとボクの名前が呼ばれた。今日は主治医に報告がある。フラッシュしても流れなかった原因が分かったということを…。後は肛門科を紹介してもらわなければいけない。そろそろ切開したほうが良いと思うから…。
ポートに刺しているヒューバー針のクランプが開いていたことでスムーズに生食をフラッシュすることができた。『しかし、なぜできたのか…?』今まであったことを思い返して考えているが原因が良くわからない。そのまま次の日の朝を迎えた。
生食(生理食塩水)20mlをフラッシュすることで、詰まることはないだろう。そう期待しながら自宅に帰ってきた。夜、ボクは20mlの生食でフラッシュしてから高カロリーの点滴をスタートさせた。翌日、朝起きてからも同じように20mlの生食をフラッシュし仕事へと向かう。
久しぶりに高カロリーの点滴をスタートさせた。今回は針を一週間ごとに交換するため、一週間は刺しっぱなしということになる。しかし、針を刺しっぱなしにすることで、輸液剤がチューブの中で固まらないか?ということはどうしても気になってしまう。
院外薬局にFAXするため、一緒に看護師さんと歩いていると、こう聞いてきた。看護師「ヒロ田さん針を刺したのは確認できたので良いんですけど、輸液剤につなぐやり方とか機械にセットするのは大丈夫ですか ?」ヒロ田「はい、大丈夫です。覚えてますので」
初診日から二週間後、ボクは再び新主治医のいる病院へと向かった。採血をしてから診察まで最低でも一時間は待つ。これはどこの病院も同じだ。採血結果が出てくるのが、急いでも50分~1時間くらいはかかるようで、どうしてもその間は待つしかない。
新しい医師と初めて会うこととなった。病院は、前主治医のいる病院よりも大きい病院だ。正直、大きすぎる病院というのは苦手。特に根拠も何もない。ただボクは人ごみが苦手なので、大きい病院=大人数がいるというイメージが強く、何となく行くのが面倒になってしまう。