第74話 痔ろう根絶後にクローン病治療するため入院決定

第74話 痔ろう根絶後にクローン病治療するため入院決定

CT検査の結果、大腸のどこかに詰まりがある

とのことだった。

そこで大腸カメラをする前に、大腸のどの部

分が詰まっているのか把握するため、MRIで

検査しようということになった。

検査の方法は、鼻からチューブを入れ、水を

流し込み、その流れをMRIで確認し、どの部

分に詰まりがあるかを把握するという流れだ。

鼻からチューブを入れるのはエレンタールを

やっているので慣れている。

しかし、小腸造影の時に使うような太いチュ

ーブだとさすがに辛い。

ボクはIBD専門の医師(以下IBD医師)に確

認した。

ヒロ田「先生、そのチューブって小腸造影の

時に使うチューブですか?」

IBD医師「あー、そこまで太いチューブじゃ

ないよ。細いチューブでやるから」

ヒロ田「あっ、良かったです。あれだけ太い

と辛いなと思っていたので」

IBD医師「水を流すだけだから細いので十分

なんだよね」

ボクはそれを聞きホッとした。

その検査は、入院して2日目くらいにやって

いこうということになった。

その検査のあと外科医に痔ろうの状況を見て

もらい、痔ろうのドレナージ術の日程を組ん

で、先に痔ろうを治してしまおう。

クローン病のほうは、MRI検査をやってから

状況を確認して治療方法を決めていく。

痔ろうの手術は、今回、全身麻酔でやったほ

うが良いのではないか?とIBD医師が言って

くれている。

ボクもそれが一番良い。

下半身麻酔だと起きているから会話も聞こえ

れば、切られたりしているのもわかるので、

あんまり気持ちの良いものではないからだ。

なので全身麻酔でしてくれるのは有難い。

後で局所麻酔が良かったなと後悔すること

になるのだが…。

入院を好んでしたいと思う人はいないだろう。

ボクも入院したいと普段は思わない。

けれど今回は、『入院したほうが良いな…』

と思うくらい体調不良になっていた。

体調を良好にしないとやる気も出てこない。

ボクは、この機会に仕事をゆっくり休んで

体調を良くすることに専念しよう。

そう心に決めた。

こうしてボクは、痔ろうのシートン術をメイ

ンに小腸のMRI検査や、大腸カメラなどの検

査を入院して行うことになった。

入院期間は2014年5月7日~2014年5月22日

までが予定の入院期間だ。

ボクは、入院するまでの間、薬漬けの毎日と

なる。

※画像はイメージ

ボクは、できれば薬を極力飲みたくないと

思っているタイプの人間だ。

なぜなら、薬は服用し続けると良くないと

いうことを体験したからだ。

もちろん、薬が必要なときもある。

でも、事実、抜け毛が多くなったり、倦怠感

や吐き気なども体験すると身体に良いとは思

えない。

まぁ抜け毛は年齢のせいもあるかもしれない

が…。

クローン病になったばかりの頃は、そんな

ことを考えたこともなかった。

薬をきっちり飲んで体調を良くしようと思っ

て頑張ってきた。

けれど、レミケードの点滴続けているうちに

アナフィラキシーショックを起こした。

この時に、もう少し慎重に薬を飲むべきだな

と深く考えたのだ。

そのため、主治医にはボクの薬の考え方を

伝えて飲まなくていい薬は、なるべく処方

しないようお願いしていた。

今回、IBD医師が治療をしてくれることにな

り、最初に免疫抑制剤のイムランなどは飲み

たくないと告げていた。

だが、1個だけなので飲んでいただきたいと

のことだった。

その理由としてイムランは、すぐに効かない

ということ、痔ろうの手術が終わったらクロ

ーン病の治療を徹底的にやっていくために、

その薬は飲んでおいてほしい。

というのが理由だった。

ボクは、IBD医師が言ってることを信じ飲む

ことにした。

入院する日が決まって少し安心した。

ただ、本当はもっと早く入院したい気持ちも

あったのだけれど、連休を挟む関係で、手術

にしても検査にしても出来ない日が多い。

そうなると病院で無駄に過ごす日が多くなる。

そのため平日に入院したほうが良いだろうと

考えた。

『後にそんなこと気にしないで早く入院して

ても良かったな』と思うことになるのだが…。

入院まであと一週間。

とても身体がだるい。

食欲不振だし立ち眩みもする。

おまけに歩いていると便意を催してくる。

15分も歩くと1回は必ずトイレに行きたくな

るので慌ててトイレに行って便座に座るのだ

が、座ったとたん便意が治まったりする。

だからと言って『またしたいと思ってるだけ

か?』と思って油断していると、本当の便意

だったり…。

なので便意を催したらまずトイレを探す。

そして、出る出ないにかかわらずトイレに行

く。

それが一番安全だ。

ゴールデンウィークは、仕事もなかったこと

から家で寝て過ごすことにした。

寝て…というより、他のことが手につかない

と言ったほうがいい。

部屋を片付けたり、洗濯をしたり…と、やる

ことはいっぱいある。

けれど動きたくない。

動きたくないというより動けないのだ。

部屋の片付けは入院前に出来そうにない。

けれど、さすがに洗濯だけはしなければ…と

重い腰をあげて洗濯は何とかやった。

何かをやっていないと時間がもったいないと

思ってはいるものの動くことができない。

『とりあえず入院まで安静にしていよう』

『何もせず自宅から出ないで寝ていよう』

結局こうなるのであれば早く入院していても

良かったということになる。

こうしてボクは、入院までの期間を寝て過ご

し、入院する日をひたすら待つことにしたの

である。

ーつづくー

ヒロ田

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